楽天1位・早川、対外試合初先発で見せた修正力 涌井、マーに続き開幕3戦目有力

[ 2021年3月1日 05:30 ]

練習試合   楽天1―2中日※降雨ノーゲーム ( 2021年2月28日    北谷 )

<中・楽>走者を背負って投げる早川(撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天のドラフト1位・早川隆久投手(22=早大)が28日、中日との練習試合で対外試合に初先発。降雨ノーゲームとなったが、3回を5安打1失点に抑えた。立ち上がりに制球を乱したが、新人離れした対応力と修正力を発揮。既に開幕ローテーション入りが内定しており、開幕3戦目となる今月28日の日本ハム戦(楽天生命パーク)での先発が有力視されている。

 球のスピードや質にスポットが当たりがちだが、並外れた修正力こそが早川の真骨頂だ。「打たれてもいいから直球を投げる」とテーマを掲げていたが、慣れないマウンドが持ち前の制球力を狂わせた。初回、1番・大島、2番・京田にはともに甘く入って痛打され無死一、三塁から平田に犠飛。わずか6球で初失点を喫したが、ここから「修正するのは得意」との言葉通りの対応力を発揮した。

 中日のキャンプ地・北谷の球場はマウンドの傾斜が同球団の本拠・バンテリンドームに近く、楽天のキャンプ地(金武町)よりもきつい。この変化に対応するため「掘れ具合や砂の質も違った。軸足を早めに蹴ってボディーターンを早くした」という。すぐにフォームを微調整し、コントロールと出力のバランスを安定させたのだ。

 2回も1死一、三塁とされたが、今度は打者心理を利用してピンチの芽を摘んだ。伊藤を小さく変化するチェンジアップを2球続けて追い込むと、3球目は大きく沈むチェンジアップで三ゴロ併殺。それまで直球中心の配球で「直球を印象づけてシフトチェンジする(捕手の)太田さんの配球だったと思う」。リードの意図を理解し、注文通りに狙ったコースに投げ込んだ。

 雨の影響で刻一刻と変化するグラウンド状態への対応も意識していた。「小雨が降っている環境での対応能力も求められた。シーズン前に経験しておかないといけないので」。本拠・楽天生命パークは屋外球場で、シーズンを見据えたシミュレーションを行った。

 チームはこの日、沖縄での全日程を終了。早川について石井監督は「彼の良いところは修正する能力だと改めて感じた。言うことはない」と目を細めた。今後も中6日で日曜日に登板を重ねていく計画で、順調なら開幕カードで涌井、田中将に続く3戦目でデビューする公算が大きい。「3・28」に向けた歩みは順調そのものだ。(重光 晋太郎)

 ▼楽天・小山投手コーチ 3イニングで修正してアジャストしていた。今後は投げるスタミナを確認したい。

 ▼楽天・太田(球を受け)修正能力はさすがだなと思いました。

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