日本ハム1位・伊藤 4回3失点もテーマ明確 球数削減へ「4球以内」に手応え

[ 2021年3月1日 05:30 ]

練習試合   日本ハム2-8広島 ( 2021年2月28日    名護 )

<日・広>2回を無失点に抑えた伊藤(左)は宇佐見とグータッチ(撮影・沢田 明徳)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が28日、沖縄・名護キャンプ最終戦となる広島との練習試合に先発。初回にプロ初被弾となる松山の2ランを浴びるなど、4回5安打3失点だった。「1人4球以内」というテーマを掲げており、打者17人のうち13人が4球以内。手応え十分の投球内容で、開幕ローテーション入りへ着実に歩を進めた。

 結果ではない。大切なのは内容だ。プロ初被弾で4回3失点。それでも、伊藤の表情に充実感があった。

 「(3失点は)何やってんだ、と思われるかもしれないけど、投げている内容には手応えがありました」

 打者を1人4球以内で打ち取る。テーマを明確にしてマウンドに上がった。プロ最長の4回を投げ、打者17人のうち13人が4球以内。甘い直球を長打されて3失点する中、課題を掲げて各打者としっかりと勝負していた。「テーマに挙げていることに、ある程度数字を残せたのはいいことかなと思います」。23歳の若き右腕には、結果だけに一喜一憂しないクレバーさがある。

 3回2失点だった前回20日の楽天戦。「簡単に追い込んだ後に困った」。2ストライク後に際どい球がボールになり、ファウルされて球数を要した。その反省で掲げた1人4球以内。2回2死一塁でカウント2―1から野間を遊ゴロに仕留めたように、打者が打ち気のカウントからカットボールで内野ゴロを打たせるなどした。

 先発として求められるのは、長いイニングを投げること。ただガムシャラに打者と勝負していてはスタミナが持たない。では、どうするか。伊藤は自分で考え、テーマを掲げて実践した。4回で57球。「まだ球数は多いけど、悪い数字ではない。ストレートでファウルを打たせたり、メリハリもつけられた」。実り多き対外試合初先発だった。

 相手の広島には侍ジャパン大学代表で仲が良かった同い年の森下がいた。前夜は午後8時ごろに連絡。午後9時には寝ると言ったら「暇人やな」と笑われた。でも、昨年のセ・リーグ新人王から学ぶことは多い。森下は「あんまり状態良くないから勉強にならないよ」と話していたそうだが、3回1失点の投球を見て「完璧でした」。マウンドでの立ち振る舞いなどを、その目に焼き付けた。

 結果より内容。「一つずつ段階を踏めているなと思う」。次回は7日の巨人戦(札幌ドーム)で本拠地初登板する。(秋村 誠人)

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