広澤克実氏 佐藤輝は左翼起用がベスト 開幕に向け大山を三塁に固定し、外野に軸足を置いた準備を

[ 2021年3月1日 05:30 ]

練習試合   阪神4ー3ヤクルト(特別ルール) ( 2021年2月28日    浦添球場 )

広澤克実氏
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 【広澤克実CHECK】きょう1日にキャンプを打ち上げ、一つの区切りとなる。現時点での陣容もある程度、見えてきた。佐藤輝のポジションが左翼なのか、三塁なのか。26日のヤクルトとの開幕戦は「左翼」しかないと考える。

 今年は大山が中心のチームだ。昨季28本塁打を放ち、今年も4番で期待される。新主将にも任命された。キャンプもほぼ順調に過ごしてきた大山を三塁から押しのける理由が見つからない。

 前評判通りの長打力と、予想以上だった守備力が「三塁・佐藤輝」「一塁・大山」の可能性を浮上させたのだろう。明るい話題としてにぎわせるのはいい。ただ、現実的には公式戦でまだ1本もヒットのない新人選手を優先させることは、プロ野球界の慣習として、ない。

 1980年のドラフトで佐藤輝と同じ4球団競合の末に巨人に入団した原辰徳さんもルーキーイヤーの開幕当初は本職ではない二塁だった。三塁のレギュラーには中畑清さんがおられたからだ。佐藤輝もプロの世界で結果を出してから、原さんのように将来的にコンバートされるかもしれない。なので三塁の練習を継続するのはいいが、今季の定位置となる左翼に軸足を置いて開幕への準備を進めるべきだ。

 もちろん、佐藤輝(左翼)はやはり使うべきだと思わせる選手なので、大山(三塁)、そして、近本(中堅)までの3選手は順調なら当確だろう。来日していない新外国人のロハスが開幕時点で“構想外”なら、いま打撃好調なマルテ、陽川、結果が出ている高山、昨季実績のサンズ、完全復活した場合の糸井らが一塁と右翼を争う構図か。

 ただ、助っ人を2人とも使うとなれば、27日の中日戦でテストした「一塁・マルテ」「右翼・サンズ」となり、サンズの右翼守備は明らかに不安なので、陽川、高山あたりに期待したい。

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