気持ちと馬力兼ね備える熱きロマンチスト 巨人・田口という男 昨季は怒涛の5連投

[ 2021年3月1日 12:21 ]

巨人・田口
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 気持ちと馬力、両方を兼ね備えた熱い投手だ。巨人からヤクルトにトレード移籍する田口麗斗投手(25)を物語るのが、昨季の5連投だろう。

 コロナ下の超過密日程の中、リーグ2連覇が間近に迫っていた10月23日阪神戦9回1死一、二塁のピンチ。守護神のデラロサが5―3の9回に乱れると、「無限の体力なので大丈夫です」と5連投目のマウンドに上がった。ともに代打の糸井を空振り三振、植田は右飛に。連投の疲れなど見せなかった。先発で開幕ローテーション入りも、2軍調整を経て、中継ぎに再転向し、「チームの勝ちに貢献できるように」という一心だったからだ。

 17年1月に、母校・広島新庄で2学年後輩だった芽衣(めい)さんと結婚。高校の先輩が後輩との純愛を育み、東京ディズニーリゾート内のディズニーホテルでプロポーズした。海外映画のワンシーンのようにひざまずき、箱を開けて婚約指輪を贈ったロマンチストでもある。20年1月に第1子の長男が誕生。「日本一になって、家族を優勝旅行に連れていってあげることが一番の恩返し」と目標を掲げていた。

 性格の明るい人気者。17年に巨人が球団史上最悪の13連敗を喫した際のことだ。芽衣夫人にバリカンを手渡し「チームは連敗中。自分の頭を見て、みんなが笑顔になってくれればいい」と頭を丸刈りにしたことがある。グラウンドで選手と会うと、挨拶をする度に帽子を取って笑顔を振りまいた。当初丸刈りにした理由を「イメチェンです」とかわしていたが、本当の理由は暗い雰囲気のチームを盛り立てるためだった。

 田口にはプロ入りから「200勝」という大きな目標がある。心機一転、新天地で勝ち星を積み重ねる。

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