エンゼルス・大谷 1004日ぶり“大台”100マイル超え! 二刀流完全復活へ上り調子

[ 2021年3月1日 02:30 ]

シート打撃に登板した大谷(エンゼルス提供)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が27日(日本時間28日)、キャンプ2度目のライブBP(シート打撃)に登板し、最速100マイル(約161キロ)を叩き出した。18年5月30日のタイガース戦で記録して以来、実に1004日ぶりの大台超え。キャンプ中にマークするのは日米通じて初めてだ。18年10月の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から2年5カ月。最速165キロ右腕が完全復活へ、順調ぶりを強く印象づけた。

 抜けるような青空の下、今キャンプで初めてメイン球場ディアブロ・スタジアムのマウンドへ。マイナー施設で調整を重ねてきた大谷のギアが上がった。

 練習前にジョー・マドン監督は「腕の振りが良くなっている。昨年は球を押し出していた」と今年の投球面の変化を指摘。背番号17は、投げ終わりに跳びはねるようなフォームで躍動した。

 2人目、若手のレギュラー格である内野手レンヒーフォへの4球目には、内角低めの直球を捕手のミットに叩き込んでバットを振らせず。2―2と追い込み、スライダーで空振り三振に仕留めた。

 インターバルを挟んで延べ8選手に計35球。5つの空振りを奪い、安打性の当たりを許さなかった。前回のライブBPは最速97マイル(約156キロ)で、この日の最速は100マイル(約161キロ)まで上昇。降板後には笑顔を見せた。何より、春季キャンプで100マイル以上を計測したのは日米通じて初めてという事実が順調ぶりを物語る。18年5月30日のタイガース戦で101・1マイル(約162・7キロ)のメジャー最速を記録して以来、1004日ぶりの大台だった

 18年10月に受けた右肘手術から投手復帰した昨季は「右肘付近の屈筋回内筋痛」を発症。登板は2試合のみだった。前回のライブBPの後、大谷自身も「昨年より肘のなじみ方がいい。メカニック的なところもあるけど、そこが一番」と語っていたように、指先で切るような強いリリースが、戻りつつある。

 28日(日本時間3月1日)のジャイアンツとのオープン戦初戦には同行せず、1日(同2日)のホワイトソックス戦でまず打者として今季初実戦に出場する可能性がある。

 新人だった18年以来、3年ぶりに本格的な二刀流復帰を目指す今季。まずは代名詞の100マイルという武器が、その右腕に戻った。(笹田幸嗣通信員)

 《米メディアも復活期待し大々的に報道》大谷の100マイル到達を、米メディアも大々的に伝えた。大リーグ公式サイトでエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー記者は「健康的な大谷が3桁(100マイル)を点滅させた」という見出しで「二刀流復帰の準備ができていることを証明した」と指摘した。地元紙「オレンジカウンティー・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者も「18年序盤のような二刀流の力を示すために新たな一歩を踏み出した」などと報じ、大きな期待を寄せた。

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