西武のGACKT、目指せ一流野球人 ドラ4・若林楽人、マルチ安打で開幕先発の“扉”開く

[ 2021年3月1日 05:30 ]

練習試合   西武3―9ロッテ ( 2021年2月28日    春野 )

<西・ロ>6回無死一塁、右前打を放つ若林(撮影・会津 智海)
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 GACKTは常に正解を叩き出す。楽人(がくと)はバットで快打を叩き出す。西武のドラフト4位・若林(駒大)が初回、6回に右前打。いずれも走者を置いた場面で149キロ、151キロ直球を確実に芯で捉えて逆方向へはじき返し、初のマルチ安打をマークした。

 「まだイメージ通りの打撃ではなく精いっぱいのヒット、という感じ。ただ(走者がいて)右方向に打てたのは良かった。これを続けていきたい」。22歳が開幕スタメンに向けて着実に歩を進める。左翼を争うスパンジェンバーグは来日未定。新人外野手の開幕先発となれば球団では11年の秋山(現レッズ)以来10年ぶりとなる。

 辻監督の格付け、ならぬ評価もうなぎ上り。「凄くいいところを見せてくれた。しっかり振れるし足もあって守れる」。三拍子そろったルーキー。6回には二盗も決めるなど50メートル5秒8の俊足で、遠投125メートルの鉄砲肩を誇る。「開幕スタメンも十分、可能性があるよ」と指揮官の期待値は早くもMAXだ。

 父は北海道白老町の浄土真宗「真証寺(しんしょうじ)」の僧侶。名前の「楽人」の由来は、雅楽奏者の指揮を執る中心的存在という意味だ。読みが同じGACKTはずっと気になる存在。人気番組「芸能人格付けチェック」は毎回視聴しており、元日の放送で前人未到の65連勝を記録した姿に「凄いっす。いいですよね、一流芸能人」と刺激を受けた。

 この日は有観客で2130人のファンが集まったが、いつの日か超満員のオーディエンスを魅了する「一流野球人」に。クイズならぬバットで大当たり。それが楽人の大出世への近道となる。(鈴木 勝巳)

 ◆若林 楽人(わかばやし・がくと)1998年(平10)4月13日生まれ、北海道出身の22歳。緑丘小1年時に「緑丘ファイターズ」に入団して野球を始め、6年時には日本ハムJrに選ばれた。駒大苫小牧では1年秋から三塁手のレギュラーも甲子園出場なし。駒大2年春から東都大学リーグの1部でプレーし、4年秋に4本塁打を放って初のベストナイン。20年ドラフト4位で入団。1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。

 ▽芸能人格付けチェック テレビ朝日系列で放送されている人気クイズバラエティー。99年からレギュラー番組として放送され、05年からは特別番組に。ダウンタウンの浜田雅功が司会を務め「一流芸能人ならたやすく分かるであろう問題」に参加者が挑戦。GACKTは磨き抜かれた審美眼や豊富な知識を武器に、今年1月の元日恒例の特番で通算65連勝を達成した。関連した書籍も出版している。

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