“新たな武器”を磨く阪神・望月 直球に近いカットボールに手応え

[ 2021年2月28日 10:00 ]

阪神・望月
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 持ち味の直球に加え、新たな武器も磨いている。今季でプロ6年目を迎える阪神・望月惇志投手(23)は、ブルペンでの投球練習の際に、トラックマンのデータを活用してカットボールの精度向上に励んでいる。

 「去年は直球が少し真っスラしたり、綺麗な直球というよりはカット気味の直球もあったので、それを意図して投げられたら有効に使えるかなと。直球に近い球速で投げられたら左打者は嫌かなと思うので」

 試合で左打者に対して有効に投げ込んでいくため、投球練習では高さを意識するなど、試行錯誤を繰り返している。もちろん、投球練習終了後には、トラックマンのデータを熱心に確認し、自らの手応えと数値のすり合わせも欠かさず行う。

 お手本とするのはオリックス・山本の回転軸だといい、「11時45分くらいだと(藤川)球児さんみたいな綺麗な直球で、11時50分を超えるとカットする。本当に綺麗なバックスピンの12時回転だとスライダーするらしい。山本由伸がそこら辺で投げていたので、極力そこ(12時)に近づけるように」と具体的な数値を求めながら、回転軸の角度など細部にもこだわって再現性を高める。

 25日のブルペン投球後には「今までの変化球よりかは、直球にすごく近い。自分が目指していたような回転軸でしたし、そこはもっと精度を上げて。継続して確率を上げていけたら」と確かな手応えを口にし、より直球に近いカットボールを目指す。

 第4クールの投球練習中に親指で中指を突いて出血。先発予定だった三菱倉敷オーシャンズ戦の登板を回避するアクシデントにも見舞われたが、現在は継続して投球練習を行うなど順調な回復ぶりを示す。

 「本当にアピールしないといけない立場なので」。今年に懸ける思いを力強い言葉に込めた右腕は、今年こそ自らの地位を確立させる。(記者コラム・須田 麻祐子)

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