日本ハム・ドラ3古川 “プロ初安打”で開幕1軍アピール、監督助言で「気持ちが楽に」

[ 2021年2月28日 05:30 ]

練習試合   日本ハム3ー3DeNA ( 2021年2月27日    名護 )

<日・D>7回、古川は投手強襲の内野安打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 不満の“プロ初安打”だ。日本ハムのドラフト3位・古川裕大捕手(22=上武大)が27日、沖縄・名護で行われたDeNAとの練習試合に途中出場。7回1死一塁から投手強襲安打を放った。これが今キャンプ実戦初安打で、ようやく持ち味の強打の一端を披露。古川にとって納得のいかない一打ながら、開幕1軍へのアピールとなった。

 納得いかない。だから笑みはない。試合後の囲み取材の時だ。硬く険しい表情に、古川の胸の内がはっきりと表れていた。

 「ヒットはヒットですけど、自分では納得いっていない。ちゃんとしたヒットではないので。自分のスイングは、あの打席ではできませんでした」

 7回表からマスクをかぶり、その裏だ。1死一塁で巡ってきた打席だった。マウンドには1軍で豊富な実績があるDeNAの左腕・石田。古川のバットが一閃(いっせん)すると、打球は石田を襲う。投手強襲の内野安打。強烈な打球だったからこそ強襲安打となったのだが、古川本来のスイングではなかったという。

 上武大時代は3年の春に本塁打王、秋に首位打者など通算12本塁打。「大学時代は引っ張りにいかず、逆方向を意識した中で広角に打てていた」。だが、7回の打席は体が少し開いてしまった。しっかり引きつけ、体が開かずにもっとバットが内側から出ていれば外野まで飛ばせていたかもしれない。そこが納得いかなかった。

 25日のこと。古川は栗山監督から声を掛けられた。「ヒットを欲しがり過ぎるな」。7日の紅白戦から実戦初安打が出ず、知らないうちに力が入っていたのかもしれない。栗山監督の一言で「気持ちが楽になった」そうで、この日の一打につながっていた。

 捕手としては3番手の吉田を好リード。直球が伸びていることを感じ、9回は直球で押して抑えた。古川は言う。「開幕1軍を目標にアピールしていきたい」。1カ月後の開幕は、納得顔で迎えるつもりだ。(秋村 誠人)

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