MLB 異例のオープン戦 両監督合意なら5~7イニングに短縮可能 現場は歓迎「合理的」

[ 2021年2月28日 05:30 ]

ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督(AP)
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 海の向こうで異例のオープン戦が始まる。大リーグ機構(MLB)は26日(日本時間27日)、28日(同3月1日)に開幕するオープン戦の特別ルールを発表。コロナ禍を鑑み、まず28日から3月13日(同14日)まで両軍監督が合意すれば試合を5~7イニングに短縮できるようにした。さらに同期間は守備側のチームの監督は投手が20球以上投げていれば3アウトを取る前に相手の攻撃を打ち切ることも可能となった。

 また3月14日(同15日)からオープン戦最終戦の同30日(同31日)までは通常開催だが、両監督が合意すれば7イニングに短縮可能。オープン戦を通じ、一度降板した投手が再登板できる。各チームの反応は上々でブルワーズのクレイグ・カウンセル監督は「ある程度の柔軟性が得られる」と語り、ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督も「合理的な決定だ」と歓迎した。

 昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズに続き、オープン戦もすでに観客動員が決まっているがAP通信は全30球団の1試合平均の観客動員は2002人、収容率20・84%に制限すると報道。すでに筒香が所属するレイズはチケット販売を開始し、1試合約1100人に制限される中で5分ほどで完売した試合もあるという。各座席はソーシャルディスタンスが保たれ、観客にはマスク着用が義務付けられる。

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2021年2月28日のニュース