ロッテ・育成2年目左腕の本前 開幕ローテ急浮上!王者ソフトBを3回パーフェクト

[ 2021年2月25日 05:30 ]

練習試合   ロッテ3-2ソフトバンク ( 2021年2月24日    アイビー )

<ソ・ロ>3回を完全に投げた背番「120」の本前(撮影・中村 達也)
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 ロッテの育成2年目左腕・本前郁也投手(23)が24日、ソフトバンクとの練習試合に2番手で登板し、3回を完全に抑えた。背番号120ながら、2年目の佐々木朗希投手(19)らと先発6番手を争う。4年連続日本一の絶対王者を抑えたことで「鷹キラー」としての期待も高まり、開幕前の支配下登録だけでなく、開幕ローテーション入りの可能性も急浮上した。

 背番号は「120」と重たいが、実力は1軍レベルまで来ている。1メートル75と決して大きくなく、特別な威圧感があるわけでもないのに、打者を面白いように封じる。それが本前というサウスポーだ。

 「石垣島キャンプが1軍スタートだと聞いてからずっと1軍にいるつもりでいる。支配下になって1軍で投げたい。その気持ちはずっと変わらない。ローテーションに入って、1軍で投げたい。そんな思いはあります」

 先発陣は美馬、石川、二木、小島、岩下はほぼ当確だが、残りの1枠は未定だ。実績ある大嶺から最速163キロを誇る未完の大器・佐々木朗、ドラフト1位・鈴木(法大)らが候補となるが、ダークホースとして本前の評価も急上昇。スピードガンの表示以上に威力がある直球が最大の武器で、この日も最速で147キロを計測した。

 牧原大、周東、栗原と昨季1軍で活躍した左打者を全て直球で押し込み、逆方向への飛球に打ち取った。直球が切れているから5回には右の松田からチェンジアップで空振り三振を奪うこともできた。打者9人に完全投球。育成だが、開幕前に支配下登録に切り替わる可能性は高く、井口監督も「(球の)回転数がかなり多いので、そこを突き詰めてほしい。開幕ローテとかに入って来られるようになれば」と期待した。

 昨季は終盤から2軍で先発を任されて2勝、防御率2・56をマークした。このオフには元ソフトバンクの大隣2軍投手コーチらを頼り、少年時代から憧れる同じ左腕のソフトバンク・和田に弟子入り。長崎市内で2週間以上の合同自主トレを行い、体幹を鍛えるだけでなく、股関節と連動させる方法も学んだ。「キャッチボールの質が良くなった。コントロールが良くなった実感がある」。美馬、二木の鷹キラーに続けるか。師匠譲りの投球で結果を残し続ければ、1軍で投げ合える日も近そうだ。(横市 勇)

 ◆本前 郁也(もとまえ・ふみや)1997年(平9)10月2日生まれ、北海道出身の23歳。札苗小3年から軟式野球を始め、札苗中では「札幌白石シニア」に所属。札幌光星から北翔大に進み、札幌六大学リーグ通算14勝、防御率1.45。2年春から3季連続で最優秀投手を受賞した。19年育成ドラフト1位でロッテ入団。昨季はイースタンで11試合に登板し、2勝0敗、防御率2.56。1メートル75、76キロ。左投げ左打ち。

 ▽ロッテの鷹キラー 二木のソフトバンク戦の通算成績は22試合10勝7敗だが、19年は6試合4勝0敗、昨年は4試合3勝0敗で19年4月6日から7連勝中。敵地・ペイペイドームでも17年9月26日から7連勝中と相性がいい。また、美馬も楽天時代の19年に7試合で3勝1敗。移籍1年目の昨年も6月21日から9月27日まで4連勝するなど、7試合で5勝1敗と好成績を残している。

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