広島ドラ3大道が自己分析 好調の裏にある3つの要因 会沢の金言から始まった

[ 2021年2月25日 05:30 ]

<広島沖縄キャンプ>21日 阪神との練習試合(宜野座)で登板する大道  (撮影・成瀬 徹)
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 広島のドラフト3位・大道温貴投手(22=八戸学院大)が好調の要因を自己分析した。沖縄春季キャンプは第5クールまで終えて、首脳陣からの評価は急上昇中。実感する3つのポイントを挙げ、大学時代には得られなかった手応えを明かした。

 対外試合は2度の登板で打者7人に5奪三振、被安打0。なぜ、これ以上ないスタートダッシュを決められたのか――。大道は、3つの視点から好調の要因を自己分析する。

 【(1)会沢からの金言】 キャンプ2日目のブルペン投球が分岐点となった。捕手を務めた会沢から、プロで勝負する上での直球の重要性を伝えられた。

 「会沢さんに“直球をゾーンに思い切って投げてこい”と言われた。あの最初の一言がなければ、制球を意識して縮こまっていたかもしれないですね」

 その直球は、17日の巨人戦、21日の阪神戦でともに149キロを計測し、早くも自己最速の150キロに迫っている。「大学のときは、こんなに球が速くなかった。メンタルが影響するスポーツだと思うし、会沢さんの一言で変われたのかな…と思います」。強気の姿勢は、正捕手からの言葉に支えられていた。

 【(2)投球スタイルの変化】 直球の割合が大学時代よりも増えているという。21日の阪神戦では20球のうち14球が直球だった。

 「思っていたより(直球で)空振りが取れている。最初は“もう少し変化球を投げたいな…”と思っていた。でも直球が走っているうちは、余計なことをしない方がいいのかなと。最近は“これが自分の持ち味なのかな”と感じています」

 持ち球のカットボール、カーブ、チェンジアップを今春の実戦ではまだ試していない。直球に自信を得たことで、変化球でかわす配球が必要なくなった。

 【(3)救援起用】 大学時代は先発ながら、首脳陣は中継ぎとして起用する方針を固めた。思い切り良く腕を振るスタイルが救援適性と合致した。「大学のときは必ず完投だった。いまは中継ぎとして投げた次の日の方が、キャッチボールでの力感も良くなっている」。投げ込みを苦にしないことで、キャンプ終盤でも疲労が蓄積するどころか日に日に体の切れが増している。

 佐々岡監督からは「マウンド姿勢がすごくいい。どんどん評価が上がっている」と認められた。その背景には元々の能力だけでなく、春季キャンプ中につかんだ成長があった。 (河合 洋介)

 ◆大道 温貴(おおみち・はるき)1999年(平11)1月20日生まれ、埼玉県出身の22歳。春日部共栄では2年春からベンチ入りも甲子園出場なし。八戸学院大では1年春からベンチ入り。北東北大学リーグ通算22勝、防御率1・75。1メートル80、80キロ。右投げ右打ち。

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