オリックス中嶋監督代行 張奕のボーク判定に「あり得ない。意味が分からん」

[ 2020年11月5日 21:53 ]

パ・リーグ   オリックス2―4楽天 ( 2020年11月5日    京セラD )

<オ・楽>9回無死一塁、張奕のボークの判定に抗議する中嶋監督代行(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの分岐点は2―2の9回だった。3番手・張奕(チョウヤク)が無死一塁の場面で、リズムを崩した。セットポジションで、一度腰付近で構えたグラブを胸元へ引き揚げた動作が、ボークと判定された。その後、1死三塁を招くと、銀次に中堅右へ適時二塁打されるなど2失点し主導権を手放した。

 吉本二塁塁審の判定直後、説明を求めた中嶋監督代行は怒りの表情。試合後も収まらず、「これが最初の方だったら分かるけど、何試合も投げてきた投手で、あり得ないよね。先発で何回もやっていて。“初めて見た”って、どういう見解か、意味が分からん。完全に投手のリズムが崩れる」と、吐き捨てた。

 一度は中川の一振りで、劣勢をはね返した。0―1の4回無死一塁、辛島の内角133キロ直球を左翼席へ、逆転の2号2ランを放った。「打ったのはインコースのストレートです。(感触は)久しぶりに良かったです。何とかチャンスを広げようと、つなげていこうという気持ちだったので、良い結果になってくれて良かったです」

 打線の援護を受けて、先発・田嶋も粘りの投球を披露し7回2失点。3年目でプロ初の規定投球回に到達し、「立ち上がりは力みが入ってしまい、自分が思っているような投球ができていませんでしたが、2回以降はしっかり修正しながら投げることができましたし、7回までゲームをつくることができたところは良かったと思います」と話したが、勝利につながらなかった。

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2020年11月5日のニュース