広島4位の智弁和歌山・小林 森下へ弟子入り志願 「カーブをどういう感覚で投げているのか」

[ 2020年11月5日 16:28 ]

広島からの指名あいさつを受けた智弁和歌山・小林(左は鞘師スカウト)
Photo By スポニチ

 今秋ドラフトで広島から4位指名を受けた智弁和歌山・小林樹斗投手(17)が5日、和歌山市内の同校で田村恵スカウト課長、鞘師智也スカウトの指名あいさつを受けた。無限の可能性を秘めた右腕は、ルーキーイヤーから投手陣の軸として結果を出している森下への弟子入りを志願。「勝ち続けられる投手」を目標に掲げた。

 動画を繰り返し見直して、研究してきた。手本としてきた投手は身近なところにいる。小林は「レベルの高い投手。特にカウントを簡単に取れるカーブ。自分にはないし、欲しい球。どういう感覚で投げているのかを聞いてみたい」と目を輝かせた。最速152キロ直球を軸に、スライダー、チェンジアップ、スプリットなど多彩な変化球を持つ。カーブも持ち球の一つで、今夏の独自代替大会では「緩急」を意識し、本格使用したが、納得できる内容は得られなかった。「160キロは出したい数字」と球速へのこだわりもあるが、やはり第一は「1試合でも多く、チームに勝ちを付けられる投手」になること。最大の持ち味である直球を生かし、勝てる投手になるために効果的な緩急の習得が課題だ。

 小林は「1年目からマウンドに上がれるように取り組みたい」と意気込む。ただ育成力に定評がある球団は、焦ることなく数年後を見据える。担当の鞘師智也スカウトは「まだまだ未完成。若い投手陣の輪の中に入って、次世代の投手陣の中心となれるように」と願う。実力的には「1年目の後半に(1軍に)上がってもおかしくない」と言うが、やはり基本は、ルーキーイヤーは2軍で体力、技術を鍛えあげること。

 「マエケンのような投手になって欲しい」

 ツインズ・前田健太は1年目は2軍で試合経験を積み、2年目に1軍デビュー。3年目に投手陣の軸となった。「4巡目で残っているとは思っていなかった投手。ウチとしてラッキーだったが、実力は決して、4巡目ではない」。潜在能力を高く評価するからこそ、サイ・ヤング賞の最終候補入りを果たした右腕のような成長曲線を期待する。

 和歌山県日高郡出身。自宅から海が近く、幼少時から野球がオフの時は専ら、友人と釣りをして遊んだ。2軍寮は「安芸の宮島」の対岸に位置し、目の前に海が広がるが「(釣りは)封印します。野球に集中します」と宣言。近い将来、カープ投手陣の大黒柱となるために、ひたむきに着実に、才能に磨きをかける。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年11月5日のニュース