ソフトB「投手王国」だ!個人タイトル独占見えた 千賀3冠、東浜勝率、モイネロ最優秀中継ぎ、森セーブ王

[ 2020年11月5日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-0ロッテ ( 2020年11月4日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>最後の打者・菅野を打ち取る森(撮影・長久保 豊)
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 モイネロが試合前に初タイトルの喜びを語った。この日は登板がなかったが、3日のロッテ戦で今季40ホールドポイント(HP)とし、2位の西武・平良(33HP)に7差をつけ最優秀中継ぎ投手が確定していた。

 通算でも100ホールドに達し「100Hは(3日の)試合後に知ったよ。初タイトルを獲れたのもうれしい。キューバで例年よりも時間があったので、いつも以上に準備できたし、これからも一試合一試合積み重ねたい」と話した。

 パ・リーグの投手個人タイトルは、ソフトバンク勢が全6部門でタイトルを獲得するかもしれない。

 この日、千賀は8回無失点9奪三振の好投で11勝目。最多勝と最多奪三振でトップタイ、最優秀防御率は単独トップに立ち、3冠の可能性を残している。

 さらに守護神の森もこの日、9回をピシャリと抑えて31セーブ目。トップの西武・増田に1差とし、最多セーブを狙える位置につける。

 5日に先発する東浜も勝率1位と最優秀防御率の2冠を狙う。4日現在、規定投球回未達成ながら9勝1敗で防御率2・02。10勝目を挙げればリーグ最高勝率に躍り出る。8回2/3以上を投げて規定投球回に到達し自責3点以下ならば、千賀を防御率で抑えることになる。

 投手全6部門でソフトバンク勢がタイトルを手にするのか。奪三振数で千賀に並ばれ、防御率で2位に転落したオリックス・山本が残り試合で登板し、単独での奪三振王と防御率1位奪回を狙いにいくのか。増田がセーブ1位を守り抜くのか。佳境に入った個人タイトルにも注目だ。

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2020年11月5日のニュース