阪神 育成1位・岩田将 目指すは「和製ジェフ」 7種類のスライダー駆使し新JFK入り!?

[ 2020年11月5日 05:30 ]

指名あいさつを受け、目標を書いた色紙とポーズを取る阪神育成1位、九産大・岩田将貴投手
Photo By スポニチ

 阪神から育成ドラフト1位指名された九産大の岩田将貴投手(22)が4日、福岡市内の同校で畑山俊二統括スカウトらから指名あいさつを受けた。唯一の育成指名となった変則左腕は03、05年のリーグ優勝に貢献したジェフ・ウイリアムスを最終形とする「和製ジェフ」を目指す。

 福岡生まれで当時の阪神の試合を多くみたわけではないが「JFK」の一角として活躍した助っ人は知っており「野球ゲームで使用していた」と身近な存在でもあった。ソフトバンクなどで活躍した森福を参考に、球の出どころが見えづらい投球フォームは模索。右足が大きくインステップし背中から球が来る感じは左打者にとっては脅威だ。「まずは対角線上に投げること。左打者のタイプによって変化球の曲がる角度を変えたりはしています」と「7種類ある」というスライダーなどで狙いを外す。

 2年秋に続き3年夏にも左肘手術を行い、最速は139キロだがキレがあり、鍛えていけば球速も上がるはず。「活躍すれば(ケガは)大丈夫ととらえられる。7、8回を任せられる投手に」。はい上がり方は熟知している。 (田中 想乃)

 ◆岩田 将貴(いわた・まさき)1998年(平10)6月16日生まれ、福岡県福岡市出身の22歳。吉塚小1年からソフトボールを始める。吉塚中では福岡ボーイズに所属し、主に投手。九産大九州では1年夏からベンチ入り同年秋からエース。2年春に甲子園出場。九産大では1年春からリーグ戦に出場し2年春に7勝しMVP。その後の大学選手権で4強入り。1メートル78、83キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2020年11月5日のニュース