楽天から戦力外通告の由規は現役続行を希望「トライアウトへの参加も考えている」

[ 2020年11月5日 18:42 ]

2019年9月26日の西武戦で481日ぶりに1軍登板を果たした楽天・由規
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 楽天は5日、由規投手(30)に戦力外を通告したことを発表した。今後については、球団を通じて「今の段階では現役続行を希望しています。他球団のお話などを待ちながら、トライアウトへの参加も考えています」と明かした。

 宮城県仙台市出身。仙台育英のエースとして06年夏、07年春夏の甲子園に出場した。大阪桐蔭・中田翔(日本ハム)、成田・唐川侑己(ロッテ)とともに「BIG3」として注目を集め、07年高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団した。

 10年には当時の日本人最速となる161キロをマークしたが、右肩痛の影響で18年10月に戦力外を通告された。同年11月に育成選手として楽天入り。19年7月に支配下契約を結び、9月26日のシーズン最終戦(西武戦)で481日ぶりに1軍復活登板を果たした。

 今季は1軍での登板機会はなく、イースタン・リーグでは15試合で1勝0敗、防御率4・22という成績だった。プロ13年間の1軍通算成績は、91試合32勝36敗、防御率3・66。地元球団での2年間については「球団には感謝しかないです。ボロボロの状態で獲っていただいた。地元でプレーできる選手はなかなかいないと思うので、そういう意味でも幸せだった。昨年、1試合だけですが楽天生命パークで地元の声援を浴びながら投げられたことが何よりの宝物です」と振り返った。

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2020年11月5日のニュース