巨人・岩隈が引退会見 シート打撃での右肩脱臼で決断、原監督から花束&グータッチ

[ 2020年10月23日 16:08 ]

引退会見で巨人・原監督(右)から花束を受け取る岩隈 (撮影・森沢裕)
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 今季限りでの現役引退を表明した巨人・岩隈久志投手(39)が23日、東京ドーム内で記者会見を行った。日米通算170勝をマークした右腕は「最後の最後まで、あきらめずに1軍のマウンドに立つという気持ちでやっていた。この21年間、たくさんの方々に応援をいただいて勇気をもらい、戦ってこられて、一つ一つ成長させてもらったと思っている」と感謝を述べた。

 思い出に残る試合の一つに、東日本大震災が発生した2011年に開幕投手を務めたことを挙げ「東北でみんなが苦しんで戦っているところを任され、その試合をみんなで勝てたことが思い出」と語った。

 引退を決断するきっかけになったのは、10月に東京ドームで行ったシート打撃だったと明かした。原監督がスタンドから見守る中でマウンドに上がったが、1球目で右肩を脱臼してその場にうずくまったといい「自分の中でも、そこが期限と思いながら勝負しようと上がったマウンド。その1球が僕の今できる限りの集中して全力で投げた1球だった。その1球で体力的な限界を含めて引退を考えた」と振り返った。

 現役生活では家族の支えが原動力になったといい「妻も僕の足りない部分を全て補ってくれて、一緒になって戦ってくれた。こんな女性はいないというくらい。本当に感謝している」と話した。

 会見の冒頭には原監督から花束を手渡され、笑顔でグータッチ。「コーチを含めて懸命にリハビリ、立て直す姿を、ジャイアンツの若い選手にも手本になったのは大きな財産を作ってくれた」と労われた。今後のビジョンは未定としながらも「今はすごくすっきりしています。感謝の思いでいっぱい。その意味で、次にスタートしないといけない」と前を向いた。

 岩隈は堀越から99年ドラフト5位で近鉄入団。04年に15勝で最多勝。05年から創設1年目の楽天に所属し08年に21勝4敗、防御率1・87。最多勝、最優秀防御率、最高勝率に加え、パ・リーグMVP、沢村賞に輝いた。12年に海外FA権を行使してマリナーズ移籍。15年には日本人メジャーリーガーでは2人目のノーヒットノーランを達成した。19年に巨人に移籍し、日本球界に復帰した。

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