日本ハム 苫小牧駒大・伊藤をドラフト1位指名へ 「今年のNo.1選手」は道産子

[ 2020年10月23日 05:30 ]

日本ハムがドラフト1位指名を公表した、苫小牧駒大の伊藤
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 日本ハムは22日、26日のドラフト会議で苫小牧駒大の156キロ右腕・伊藤大海(ひろみ)投手(23)を1位指名することを公表した。04年の北海道移転後、道内チーム所属選手の1位指名は06年の駒大苫小牧・田中将大(楽天が交渉権獲得)のみで同出身選手の1位指名は球団史上初。単独指名となる可能性が高く、23年開場の新球場「エスコンフィールド北海道」の目玉として期待が懸かる。

 運命のドラフト会議まであと3日。オリックスの近大・佐藤、ロッテの早大・早川に続き、日本ハムが1位指名を公表した。札幌ドームで取材に応じた吉村浩GMは「伊藤大海投手を1位で入札することを決めました

 球団のドラフト戦略は「その年のNo・1選手を指名する」ことで15日のスカウト会議では大学生投手を指名する方針を決定。伊藤と早大・早川の2人が最終候補に残っていた。最終的に伊藤の1位指名を決めた吉村GMは「今年のリーグ戦の成績に限らず、昨年までの投球内容。特に侍ジャパンのユニホームを着ての国際試合での投球内容を評価した。潜在能力と、先発に加えて抑えとしての適性も評価した」と説明した。

 先発投手は開幕投手を務め、ここまで7勝の有原、チーム最多8勝の上沢、7勝のバーヘイゲンらがいるが、有原は将来的にメジャー挑戦の希望があり、1年契約のバーヘイゲンの去就も流動的。また今季は守護神として期待された秋吉の不調が響き、石川直も右肘手術で今季絶望と救援陣を整備できなかったことも5位に低迷する一因だ。それだけに先発はもちろん、抑えの適性もある伊藤は補強ポイントに合致する。

 23年には北海道北広島市に新球場が開場予定。北海道の大学生が1位指名されるのはドラフト史上初で、道産子右腕は新球場の目玉にもなれる。伊藤自身も9月下旬に「北海道で生まれた人間として、北海道の地で頑張れたらなと思っています」と地元愛を語っており、この日に栗山監督も「絶対にウチに来るんだという思いはある」と獲得を熱望した。

 現時点では単独指名となる見込みで、04年の北海道移転後では球団史上初となる道産子の1位入団選手が誕生する可能性は極めて高い。26日のドラフト会議に注目が集まる。(東尾 洋樹)

 ◆伊藤 大海(いとう・ひろみ)1997年(平9)8月31日生まれ、北海道鹿部町出身の23歳。小2から野球を始め、駒大苫小牧では2年時にセンバツに出場(2回戦敗退)し、1回戦の創成館戦で3安打完封勝利。駒大進学も1年秋に退学し、17年春に苫小牧駒大入学。2年春に公式戦デビューし、無傷の6勝でリーグ優勝し全日本大学選手権出場。2、3年時に侍ジャパン大学代表入り。1メートル76、82キロ。右投げ左打ち。

 ○…北海道への移転が決定した02年以降のドラフトで日本ハムが指名した北海道チーム在籍選手は抽選で外れた06年高校生の田中将大(駒大苫小牧)を含め18年の福田俊(星槎道都大)まで10人いる。そのうち出身地も北海道なのは02年の池田剛基(鵡川)、03年の渡部龍一(札幌第一)、07年の浅沼寿紀(旭川南)、14年の瀬川隼郎(室蘭シャークス)、前記福田の5人。最上位指名は瀬川の5位となっている。

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