細田学園 花咲徳栄撃破の金星4強!外野手・飯吉 超遅球でほんろう

[ 2020年9月28日 05:30 ]

埼玉大会・準々決勝   細田学園3―2花咲徳栄 ( 2020年9月27日    大宮公園 )

勝利を喜ぶ細田学園ナイン(撮影・柳内 遼平)
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 来春のセンバツの重要な選考資料となる関東大会(10月24日開幕、千葉)の出場権をかけた秋季高校野球が27日、関東各地で行われた。埼玉では準々決勝で細田学園が花咲徳栄を3―2で破る金星。花咲徳栄のセンバツ出場は絶望的となった。

 背番号18を背負う控え外野手の眠気は一瞬で吹き飛んだ。午前6時。細田学園野球部のグループLINEに届いたメンバー表には「8番投手・飯吉」と名があった。飯吉陽来(はるく=2年)は「投げるかもと言われていたが、まさか先発なんて…」。公式戦初登板。しかも相手は春夏合わせて12回の甲子園出場を誇る花咲徳栄だ。

 自己最速はなんと115キロ。右腕の恐怖心はマウンドでも取れない。「打たれたらぶち壊しだ」。創部7年目の快進撃を止めるのが怖かった。だが、打たれない。4回1死まで無安打投球。そこには秘策があった。

 3カ月前の花咲徳栄との練習試合で3回1失点。「速くなくてもいいのか」。その日から速球をあえて遅くした。90キロ台のカーブとミックスした直球は花咲徳栄打線のタイミングを外した。8回0/3を4安打2失点。丸山桂之介監督は「あの遅さがはまると思った」としてやったりだ。

 飯吉は「信頼する仲間がいたから投げきれた」。インタビューも人生初。緊張しっぱなしの一日だったが、初の関東大会出場へあと1勝だ。準決勝は大宮東と対戦する。(柳内 遼平)

 ▽細田学園 1921年(大10)創立。中高一貫の私立校。1999年(平11)に前身の細田学園女子から現校名に改称し男女共学となった。野球部は14年4月に創部。甲子園出場は春、夏ともになし。所在地は埼玉県志木市本町2の7の1。新井健志校長。

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