“甲子園はもう、そこだ”兵庫・東播磨 74年の創部以来、初の近畿大会出場決定

[ 2020年9月28日 05:30 ]

秋季兵庫大会準決勝   東播磨7-0長田 ( 2020年9月27日    明石トーカロ )

<東播磨・長田>3回に原が3点目のホームを踏み盛り上がる東播磨ベンチ
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 初の甲子園となる来春選抜へ一歩近づいた。東播磨が8回コールド勝ちで1974年の創部以来、初の近畿大会出場を決めた。OBで、加古川北を率いて春夏通算2度、甲子園に出場した福村順一監督(48)は「とにかく今日決めようと言ってきた。(近畿大会初出場は)歴史を感じ幸せなこと」と喜びをかみしめた。

 武器とする機動力を生かし、相手の隙につけ込んだ。初回2死で3番笹田が中前打で出塁。二盗を決めると、大西の三塁への打球が失策を誘って先制した。この回さらに1点を奪うと、3回には一塁走者の原主将がけん制悪送球で一気に三塁を陥れ、暴投で生還。5盗塁の足を絡めた攻撃で流れを引き寄せた。

 投げてはエース右腕の鈴木が3安打に毎回の10奪三振で98球完封。7回には2死から連打されて一、二塁とされたが、最後は空振り三振で脱出。26日の準々決勝・育英戦でも1点を守り切り4安打完封し、連投にも「疲れはあったけど、要所を締めた投球ができた」と胸を張った。

 明石市と加古川市、三木市に囲まれて位置する加古郡には高校は播磨南と2校しかなく、両校とも甲子園出場は一度も無い。過去の春夏甲子園に出場した兵庫県代表で「郡」に立地するのも市川(神崎郡)の1校だけ。「自分たちらしい野球をすれば結果は付いてくる。次も勝ちたい」と原主将。いま、創部46年で迎えた東播磨の頂点は、もっともっと上にある。(町谷 友視)

 ▽東播磨高等学校 兵庫県加古郡にある県立高校。1974(昭49)年に、東播磨二市三町組合立東播磨高校として創設。77(昭52)年に県立に移管し、現在の形となる。主な進路は関西圏の私学を中心に兵庫県立大、岡山大、徳島大などの国公立にも多数。放送部、演劇部が有名。同校出身の主な著名人は16年リオ五輪馬術代表の黒木茜、漫画家の上田美和など。

 《近畿大会お預け》長田は、勝てば70年ぶりの近畿大会出場を決める一戦で投打で圧倒された。準々決勝・明石商戦に続き2日続けて先発した1年生右腕の松田は、制球難に苦しみ4回4失点で降板。「ストライクを取りにいったボールを打たれてしまった。全然ダメでした」。打線もわずか3安打で零封負け。村野工との3位決定戦に回ることになった。昨秋は3位決定戦で神戸国際大付に5―8で敗戦。近畿大会出場残り1枠をかけた戦いに向け、永井伸哉監督は「今年こそ絶対に出場権を勝ち取りたい」と気持ちを切り替えた。

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