中日・石川昂 プロ初タイムリー!ホームラン性の打球「ああいう当たりがなかったので良かった」

[ 2020年7月23日 05:30 ]

セ・リーグ   中日5-0巨人 ( 2020年7月22日    ナゴヤD )

<中・巨(5)>8回無死三塁、石川昴はタイムリーを放つ(撮影・森沢裕)
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 理想的な角度で打球が左翼に上がった。歓声がボールを後押しする。8回1死三塁、中日・石川昂のプロ初アーチの期待はナゴヤドームの高いフェンスに阻まれた。「ちょっと詰まった。でも、ああいう当たりがなかったので良かった」。沢村の157キロを捉えたフェンス直撃のプロ初タイムリー。初打点の結果とともにフルスイングできた内容を喜んだ。

 ビシエド欠場の苦境で19歳が攻撃にアクセントを加えた。3回は四球で出塁し大島の適時打で先制のホームを踏んだ。7回先頭では12日広島戦で記録したプロ初打席初安打以来、22打席ぶりの安打が右前で弾んだ。

 「(無安打でも)最近はいい感じで打席に立てていた」。決して強がりから出た言葉ではない。試合後、室内練習場で素振り、マシン打撃をするのがルーティン。崩されたフォームを修正するまでやめない。慣れない変化球攻めも「シンプルに」対応し好感触を取り戻した。「チームの勝利が一番。これからも貢献していきたい」。全4打席出塁の働きで連敗を4で止め最下位脱出。すでに主軸のようなせりふが頼もしい。(堀田 和昭)

 ▼中日・松葉(6回無失点の好投で移籍後初勝利から2連勝)前回の登板(15日、DeNA戦)同様、自分のいいところが出せた。満足せず、次の登板もしっかり準備したい。

 ▼中日 A・マルティネス(4回に2号ソロ。育成出身の外国人選手が初4番で本塁打するのは史上初)積極的にいって、うまくスライダーに反応できた。結果が出せて良かった。

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