広島は再び抑え変更か　苦悩の佐々岡監督が否定せず　ゲーム差は上なのに最下位転落

セ・リーグ   広島３－３阪神 （ 2020年7月22日    甲子園 ）

＜神・広（4）＞7回、投手交代を告げる佐々岡監督（撮影・北條　貴史）
Photo By スポニチ

　広島は痛恨のドローを喫した。1点リードの9回に菊池保が2死から近本に同点打。つかみかけていた白星を落とし、またも1点差勝ちを逃した。佐々岡監督は「あと一歩という中で、難しいというか、何というかね…」とガックリ。菊池保の配置転換については「今、終わったところなので、これから考えます」と、否定はしなかった。

　僅差での逃げ切り失敗が目立つ。チーム記録である9ホールド（1位ヤクルトは37ホールド）、1セーブ（1位巨人は7セーブ）はリーグで断トツに低い。この日も同点の8回に塹江がサンズに勝ち越し弾を献上。勝ちパターンの「塹江―菊池保」が並んだが、勝利に導くことはできなかった。引き分けに終わり、ゲーム差では中日を上回りながらも勝率で追い越される珍しい最下位転落となった。