大分国際情報 昨秋4強の大分下す 渡辺が146球3失点完投&タイムリー

[ 2020年7月23日 05:30 ]

代替大会 大分大会2回戦   大分国際情報5―3大分 ( 2020年7月22日 )

<大分国際情報・大分>146球の熱投!3失点完投勝利を収めた渡辺
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 大分県高野連が独自に開催する代替大会は22日、2回戦3試合が行われ、大分国際情報が大分に5―3で競り勝った。エース渡辺樹投手(3年)が3失点完投。打っても適時打を放つなど、投打で活躍した。ほか、情報科学、柳ケ浦が3回戦へ駒を進めた。

 過去3度の悔しさを力に変えた。大分国際情報の左腕・渡辺が昨秋県大会4強の大分を相手に完投勝利。昨年8月の支部予選、昨年9月の秋季大会3位決定戦、今大会に向けての練習試合で敗れた大分を下し、「“明日は勝とう!”と選手同士で話していた。リベンジできて良かった」と喜んだ。

 渡辺は昨秋に外野手から中学以来の投手に転向。直球は120キロ前後だが、80キロ台のスローカーブとのコンビネーションで相手を幻惑した。「低めに決まっていたし、タイミングをずらすことができていた」。8四死球と制球に苦しんだエースをバックも援護。5回には益山が中堅の守備で背走キャッチを見せた。仲間にも助けられ5安打3失点、146球の熱投だった。

 打っても1点リードの3回に右前適時打を放つなど2安打し「元々外野だったので打つのは好きです」と笑みをこぼした。「悔いのないように笑顔で終わりたい」。投打で完全燃焼し、チームを高みへと導く。

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2020年7月23日のニュース