磐城 夏初戦コールド発進に感慨 岩間主将「ここまで長かった」

[ 2020年7月23日 18:13 ]

福島2020夏季高校野球大会2回戦   磐城12―0会津連合 ( 2020年7月23日    ヨーク開成山 )

<会津連合・磐城>昨秋の東北大会ぶりに響く校歌をかみ締める磐城ナイン
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 今春のセンバツに21世紀枠で選出され、2020甲子園交流大会への出場が決まっている磐城は23日、福島県代替大会の初戦で会津連合(猪苗代・大沼・田島・坂下)に12―0の6回コールドで勝利し、白星発進した。

 初回から3番・市毛雄大(3年)の中越え適時打などで2点を先制すると、14安打と着実に加点。國府田将久、佐藤綾哉の2年生投手コンビが零封リレーし、攻守に安定感を見せて初戦を突破した。4月に着任したOBの渡辺純監督(38)も、待ち望んだ初陣での白星に「格別ですね」と笑顔だった。

 昨秋は東北大会で8強入り。春の切符を46年ぶりにつかんだが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止となり、チームを率いてきた木村保前監督も他校へ異動し、夏の甲子園も中止が決まった。数々の困難を乗り越えてたどり着いた夏初戦に、岩間涼星主将(3年)は「昨秋ぶりに校歌をグラウンドで聞いて、本当にここまで長かった」と感慨深げだった。

 25日の3回戦では同じく県内屈指の進学校・安積と対戦する。岩間主将は「久しぶりで難しい初戦を勝てたのは自信になった。気を引き締めて次戦からも戦っていきたい」と誓った。

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2020年7月23日のニュース