オリックス・山岡 2年連続の大役“奪還”エースの自覚で堂々7回0封

[ 2020年6月6日 05:30 ]

練習試合   オリックス5―0広島 ( 2020年6月5日    京セラドーム )

<練習試合 オ・広>先発・山岡は7回無失点(撮影・成瀬 徹)
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 その右腕で、実力で、大役を奪い返した。オリックス・山岡は涼しい顔のままマウンドを降りた。81球目は代名詞のカットボールで、侍ジャパンの4番候補でもある広島・鈴木誠のバットをへし折って遊ゴロ。7回1安打無失点の貫禄の完封ペース。開幕投手にふさわしい快投で、一度は手放しかけた2年連続2度目の大役を手にした。

 「開幕は監督が決めることなので、僕らは任されたところでということを一番に考えています。でも、選んでもらえて、かなりヤル気は出ましたね」

 エースの自覚がにじみ出た。2回1死一塁からメヒア、会沢を2者連続三振。3回は先頭の野間に左前打を許したが、即座に一塁けん制で危機の芽を摘んだ。内外角を丁寧に突く直球にカットボール、シュートなど多彩な変化球で圧倒した。

 山岡は昨季、楽天戦は7戦6勝(1敗)と結果を残しており適任だが、好相性というデータさえ上回る最高の結果を示した形。西村監督も「誰が見ても、そこ(開幕)は分かるでしょう、山岡です」。チームが全体練習を再開した先月下旬に開幕投手を通達したと明かした。

 意地を見せた。当初「3・20」は山岡で内定していたが、コロナ禍による日程変更で、首脳陣は相手次第で山岡&山本を起用するプランに方針を転換。「4・24」案が浮上した時には同日が西武戦で昨季3戦2勝(無敗)、防御率0・37と西武戦を得意とする山本に託す意向を伝えた。周囲から、ソフトバンク、西武を苦手とされる向きを自覚し“チームのために”と理解しても悔しさは募った。燃えない訳がなかった。

 対戦相手に関わらずマウンドを託されるエースへ。「同一カード6連戦なんで、ちょうどいいと思います。そういう部分は出したいですよね」。チームは球団ワーストの開幕8連敗中で、敗れればリーグワーストを更新する。山岡が不名誉記録を阻止し、飛躍の足掛かりとする。(湯澤 涼)

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