ロッテ・ドラ2佐藤都志也 則本昂撃ち1号!清田の“上から助言”でお目覚め2発「自分でもびっくり」

[ 2020年6月6日 05:30 ]

プロ野球練習試合   ロッテ6-2楽天 ( 2020年6月5日    ZOZOマリン )

<練習試合 ロ・楽>この日2本塁打の佐藤都志也はホームランボールを手にニッコリ(撮影・沢田 明徳)
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 打球は逆風をものともせず、観客のいない右翼席の中段まで届いた。2回2死。ロッテのドラフト2位・佐藤が楽天・則本昂の145キロ直球を捉えた。

 「球界を代表される投手で、直球がいい投手。その直球に振り負けないようにと思っていました。久しぶりに捉えられたと思える打席でした」

 これで終わらない。7回無死一塁。今度は宋家豪(ソン・チャーホウ)の直球をバックスクリーン右へ運んだ。「クイックだったので差し込まれないように意識した。2本打てるなんて自分でもびっくりです」と笑顔で振り返った。

 実戦が再開されてから前日までの4試合で6打数無安打と結果が出なかった。「打てる捕手として期待される中で全然打てなかったので、焦りもあった」。フォーム改善のためにコーチや先輩に積極的に助言を求めた。

 試行錯誤の中で大きなヒントとなったのが清田の「俺はちょっと(バットを)上から意識して入っているよ」との言葉だった。「投手の真っすぐが伸びてくるのに対して、自分が下から入ったらファウルになるので、そこをつぶしにいく」と自分の中で消化。右肩を開かず軸を残し、上から叩くイメージで練習に取り組んだ。3日のイースタン・リーグ練習試合のDeNA戦で本塁打を放った。1軍の練習試合は再開後3戦目で初先発のチャンスを生かした。

 この日は「7番・DH」で先発し、7回からは捕手に回った。井口監督は「キャンプの時と比べてもかなり良くなっている。正捕手争いにしっかりと加わってくれている」と評価した。正捕手の田村が前日、急性腰痛症で離脱したばかり。アピールを続ければ目標の開幕1軍は大きく近づいてくる。

 「当落線上だと思う。チャンスをものにできるかどうかこれからの自分次第」と浮かれた様子はない。ロッテの新人はドラフト1位の佐々木朗だけではない。即戦力捕手は開幕から1軍で戦うために集中していく。(岡村 幸治)

 ◆佐藤 都志也(さとう・としや)
 ☆生まれ&サイズ 1998年(平10)1月27日生まれ、福島県出身の22歳。1メートル81、83キロ。右投げ左打ち。
 ☆球歴 小5でソフトボールを始めた。聖光学院では2年夏と3年夏に甲子園出場。プロ志望届を提出したが指名球団はなく、東洋大に進学。東都大学リーグで捕手、一塁手として計4度のベストナイン。主将も務め、3、4年時に大学日本代表選出。
 ☆憧れの選手 1人目は今年2月に亡くなった野村克也氏。「野村ノート」や「リーダー論」など高校時代に著書を熟読。「野村監督みたいになれるように」。2人目は西武の栗山。2月に西武との練習試合で初対面し、サプライズでバットをもらって大感激。
 ☆趣味 料理が得意で、大学時代は寮の食事がない時に「煮込みハンバーグ」を作ったことも。釣りも好き。

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