坂本&大城2度目の陰性 巨人・原監督、コロナ禍のシーズン「最善を尽くし正々堂々とジャイアンツはやる」

[ 2020年6月6日 05:30 ]

<巨・ヤ 練習試合>9回無死一、二塁 陽の二塁打で生還した湯浅をガッツポーズで出迎える原監督(撮影・久冨木 修)
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 巨人は5日、坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が新型コロナウイルスの感染からの回復を確認するために同日午前に受けた2度目のPCR検査でも「陰性」だったと発表した。濃厚接触者ら26人は4日に陰性判定されたが、他の1軍の選手、首脳陣、スタッフ96人もこの日、陰性を確認。原辰徳監督(61)は19日に開幕するシーズンに向け、プロ野球界全体の検査態勢拡充を訴えた。

 開幕へ向け朗報が届いた。坂本、大城が入院後2度目の「陰性」判定を受けたことで、早ければ6日にも退院する可能性がある。原監督は期待を込めて言った。

 「元気でいたわけですから。早めの復帰というものを願いたい。いい形で一員になるということですね」

 2人が正常値にわずかに届かない「微陽性」と判定され、急きょ西武戦を中止したのが3日。4日の休養日を挟んで、ヤクルトとの練習試合で再スタートを切った。0―2の9回に陽岱鋼(ヨウダイカン)の適時二塁打と、石川の左犠飛で同点に追いついて引き分け。一丸となったチームに、主将と正捕手候補が帰ってくる。

 無症状で感染後に回復したことを示す「IgG抗体」を検出していることから、NPBのガイドラインにある「2週間の自宅待機」の対象とも異なり、早期の1軍再合流が見込まれる。徹底した検査態勢で、他の1軍全関係者がこの日までに陰性判定を受けた。原監督は「全部の球団がそういう形になってくれることが一番いい。ジャイアンツは問題提起を出した」と言う。今季を中断することなく戦い抜くため、自軍のみならず球界全体の検査態勢拡充も求めた。

 感染者を洗い出した今回の例は、プロスポーツチームのモデルケースとなり得る。新型コロナと共存するプロ野球開幕まであと2週間。原監督には「安全な人が集まって、力と力のプロの勝負を挑んでいく」という願いがある。今後も球団は唾液によるPCR検査など定期的に行う方針で、1カ月に2度ほどの実施を検討している。

 「暗闇の状態で前に進むのか、あるいはキチッとした形で進むのかということ」と、検査を拡充することの意義を訴えた。ヤクルトでPCR検査を受けた村上も陰性が発表された。シーズン中もコロナの逆風は予想されるが「最善を尽くして、正々堂々とジャイアンツはやる。最後の最後まで戦えるというのが大事なこと」。特別な120試合を全うする覚悟が胸中にある。(神田 佑)

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