ヤクルト・石川、40代開幕へ万全“変幻自在” プレート踏む位置でG打線ほんろう

[ 2020年6月6日 05:30 ]

練習試合   ヤクルト2―2巨人 ( 2020年6月5日    東京ドーム )

練習試合<巨・ヤ>2回2死、亀井を中飛に打ち取り舌を出すヤクルト・石川(右)=撮影・久冨木修
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 ヤクルトの石川雅規投手(40)が5日の巨人戦で5回2安打無失点に抑えた。左足を置くプレートの位置を変える変幻投法で巨人打線を幻惑。球団史上最年長の40歳4カ月で開幕投手を務める19日の中日戦(神宮)に向け、順調な仕上がりを披露した。

 エースが存分に持ち味を披露した。ヤクルト・石川の最大のピンチは4回。1死二塁で4番・岡本を迎えると、2―2から暴投で三進を許したが、最後は外角低めに外れていくシンカーで空を切らせ、後続も断った。5回2安打無失点。「内容も結果もこれ以上ない。シーズンに取っておきたい投球だった」と珍しく自賛した。

 約60センチのプレートの長さを生かした。投球の際、軸足である左足の位置を自在に変えた。昨季は一塁側や三塁側を使用することが多かったが、この試合は真ん中も使った。「試してみたかったので。いろいろなところで投げたら(打者も)嫌なのかなと」。直球を含めて7種の球種を持つが、足の位置で球の見え方を2、3倍に膨れ上がらせ、巨人打線をほんろうし凡打の山を築かせた。

 40歳4カ月。19日の中日戦(神宮)では、球団史上最年長での開幕投手を務めることが決まっている。40代での大役は、プロ野球史上5人目の偉業。「グラウンドで年齢は関係ない。でも、40代でも頑張っていると言ってもらえるように頑張りたい」と意気込みを語る。

 現役時代、ともにプレーしたベテランの快投に高津監督も脱帽した。「(岡本を)3―2までいって、粘って打ち取っていくスタイルはさすが」と称えた。左腕も「高津監督の最初の公式戦のマウンドに立たせていただく。勝利球を届けられるように気持ちも体も持っていければ」。2週間後。信頼を寄せてくれる新指揮官に白星を贈るつもりだ。

 自主練習期間中、新たにナックルカーブを練習したが、この試合では投げなかった。「忘れた頃に投げたりとか。引き出しは増やしたい」。プロ19年目。不惑のエースの底はまだまだ見えない。(黒野 有仁)

 ≪98年大野豊以来22年ぶり快挙へ≫40代の開幕投手は過去4人。40歳の石川(ヤ)が開幕投手を務めると96、98年大野豊(広)以来22年ぶりとなる。なお、過去4人のうち、勝利を挙げたのは1リーグ時代の49年若林忠志(神)とパ・リーグの90年村田兆治(ロ)だけ。石川が勝つと、史上3人目で、セ初の40代の開幕投手勝利となるがどうか。

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