阪神助っ人2人エエヤン! 2発4打点のマルテ&2試合完全零封のガンケル 下馬評覆す活躍

[ 2020年2月27日 05:30 ]

ガンケル(左)とタッチを交わす矢野監督(撮影・山口 和洋)
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 自らの手で下馬評を覆した。総勢7人の助っ人が乗り込んだ宜野座キャンプ。激しい競争を見せた中、矢野監督がMVPの一員として選出したのはマルテとガンケルだった。

 「一生懸命、自分なりにやってきたつもりですし、何とか完走できて、その結果、MVPに選んでいただけてうれしいです」

 2年目のマルテは声を弾ませた。一塁を専門とするボーアの加入もあって、今季からは三塁に挑戦。キャンプ期間中は早出特守で汗を流し、実戦3試合で8打数3安打2本塁打4打点の成績を残し、首脳陣へのアピールに成功した。大山との定位置争いは今後も続くが「あまり考えずに自分のできることをしっかりやっていきたい」と気負いはない。昨年は果たせなかった開幕スタメンへ向け、自身のレベルアップに専念する。

 抜群の制球力を見せつけたガンケルは、開幕ローテーション入りに大きく前進した。初実戦となった16日の楽天戦では2回無失点。23日の広島戦でも外野にすらボールを飛ばせず、3回無失点の好投を見せた。2試合でわずか1四球と安定し、テンポの良さも際立つ。「コントロールがいいっていうのはもちろん、想像以上に球の力がある」。矢野監督から信頼を勝ち取った1カ月となった。(長谷川 凡記)

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