広島・佐々岡監督 乱調投手陣に「喝!」オープン戦3試合で16失点 野手陣には「あっぱれ!」

[ 2020年2月27日 05:30 ]

春季キャンプを終え、選手会長の田中広(左)と握手する佐々岡監督(撮影・奥 調)
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 広島は26日、沖縄2次キャンプを打ち上げた。佐々岡真司監督(52)は、し烈な争いを見せる野手に“あっぱれ”を与えた一方で、投手陣には“喝”とばかりに奮起を求めた。オープン戦3試合で計16失点の乱調で、開幕ローテーションは大瀬良、K・ジョンソン以外の白紙を改めて強調。登板機会を与えるために2軍に合流する薮田、アドゥワを含めた「1、2軍総サバイバル」で先発陣を見極める。

 冗舌から一転、手厳しい評価に変わった総括は、キャンプの出来をよく表していた。佐々岡監督が就任して迎えた初めての球春。野手はまさに“あっぱれ”だった。成長した選手を問われると、「小園に坂倉、宇草の打力もね。右の代打に正随と高橋大樹もいて、なかなか絞りきれない」とスラスラと名前が挙がった。松山が腰部痛で離脱するも、主力では鈴木誠、西川らが好調を維持する順調ぶりに一安心だった。

 しかし、オープン戦3試合16失点の投手陣を思えば、表情は曇った。負傷離脱した野村の開幕不在が決定。「故障者がいる中で特に遠藤、山口は(日南から)よくなくて、床田も状態が上がってきていない。投手の方は不安です」。野手とは異なり、不調組の名前を続けて挙げる“喝”となった。

 山口は球速が上がらないまま2軍に降格して、先発争いから脱落した。キャンプ最終盤に復調気配を見せた遠藤は、日南1次キャンプから耳に入っていた指揮官からのゲキを「プラスに捉えていかないと投げていけない」と力に変えた。床田は、16日の中日戦で2回3安打1失点と乱れるなど昨季7勝した姿とは程遠い。「調子の波が少ない方だと思っていた。こんなことは初めて。いままでにない状態」と笑顔なくキャンプを打ち上げた。

 この日のキャンプ最終日を待たずに、先発候補の薮田、アドゥワが登板機会を求めて、2軍に合流した。指揮官は「上にいると長いイニングを投げられないから、下で投げながら競ってもらう。ローテに決まっているのは大瀬良とジョンソンだけ」と説明。九里、森下にも結果を求めた。開幕まで1カ月を切り、評価を取り戻すための先発サバイバルがさらに熱を帯びてきた。(河合 洋介)

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