阪神・高山がMVP 矢野監督&スポニチがW選出 オープン戦9の5「出し切れた」レギュラー奪う!

[ 2020年2月27日 05:30 ]

笑顔でキャンプを打ち上げる高山(左は江越)(撮影・大森 寛明)
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 阪神は26日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。矢野監督の発案で初日から始まったスポニチ選定のMVPは、3度の高山俊外野手(26)に決定。指揮官がこの日、選出した4選手にも含まれ、堂々のW受賞となった。定位置奪取へ野心をむき出しにして戦う姿勢と、好調な打撃が評価された今春。そんな高山がスポニチ本紙だけに、この1カ月間を振り返ってくれた。

 称賛に値する宜野座の春だった。鍛錬と競争の26日間。最も輝いて見えた高山が、スポニチ本紙選定のMVPを最多受賞した。

 「光栄です。ありがとうございます。(キャンプで)どういう結果を出したかった…というより、常に全力でやって結果を出し続けるしかない立場。その中で結果として出たということは良かったですし、この期間だけで言えば出し切れた部分はありました」

 取材の場で矢野監督がたびたび高山の名前を口にするなど、野心はさまざまな形で周囲に伝わっていた。だから、結果も残る。オープン戦開幕戦の22日の中日戦で4打数4安打。キャンプ期間のオープン戦3試合を9打数5安打で終えた。要因をこう分析する。

 「結果が出なかった2、3年前は自分の型が決まっていないまま試合に入っていて、甘い球が来た時に体が過剰に反応して打ち損じることが多かった。そんなことばかりではチャンスはない。それをなくすためにオフに取り組んできて、キャンプではある程度できた実感があります」

 近年見失っていた打撃フォームを、今オフに確立してキャンプインした。「自分」ではなく「相手」との勝負に集中できたのはそのためで、さらにシビアな現実を自らに突きつけていたという。「練習では“こういう感覚で打ちたい”と思いながら打っていましたけど、実戦がはじまってからは“結果が全て”というぐらいの気持ちでやりました」。定位置奪取にかける強い思いがプレーに宿った。

 「年齢的にチャンスを“もらえる”ことはない。自分から取りにいかないと。今年やらなかったら厳しいと思う。ずっと言ってきたことですけど、福留さんや糸井さんを押しのけるぐらいの気持ちでやっていきます」

 スポニチ本紙虎番だけではない。その姿に目を奪われたのは、矢野監督も同じだった。マルテとともに野手のMVPに選出し「練習の中身も結果もしっかりしたものを見せてくれた」と称賛した。次なる競争の舞台は29日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)からはじまるオープン戦11試合。これまでで最もアツく、そして、誰よりもどん欲に戦う高山に注目だ。(巻木 周平)

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