ソフトB・バレンティン 移籍後1号で“パーティーピーポー”初披露!!開幕4番も濃厚

[ 2020年2月27日 05:30 ]

練習試合(特別ルール)   ソフトバンク6―4ロッテ ( 2020年2月26日    アイビー )

ロッテとの練習試合の6回無死一塁、左中間に2ランを放ったバレンティン(撮影・中村達也)
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 お待たせの一発だ。ヤクルトから移籍したソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(35)が26日、ロッテとの練習試合に「4番・DH」で出場し、6回に左中間へ移籍後初本塁打となる2ランを放った。実戦6試合、14打席目での待望の一発。開幕を4番で迎えることが濃厚で、来日通算288本塁打の実績を新天地で見せつける。

 「4番警戒警報」を発令させた。6回に飛び出した待望の移籍初アーチ。バレンティンはベンチでナインとハイタッチした後、カメラ席に向かって両手を両耳の横に近づけグルグル回した。タレント・柳沢慎吾の持ちネタ「ひとり警視庁24時」のパトカーのサイレンの動きに似ている本塁打パフォーマンスを初披露。「パーティーピーポー」と名付けた。

 「“ピーポー、ピーポー”と佐藤に合わせてみただけ。ふざけてやっただけだよ。やり続けるかはまだ分からないけどね」。ドラフト1位・佐藤(JR西日本)の持ちネタからヒントを得たパフォーマンス。それほど上機嫌になる一発だった。

 6回無死一塁からロッテ・大谷が投じた低めの外角球を最後は左手一本ですくい上げた。高々と上がった打球は、逆風をものともせずに左中間フェンスを軽々と越えていき「しっかり芯で捉えることができた」と納得顔だった。2打席目まで凡退。交代が予定されていたが、「あと1打席立たせてほしい」と3打席目を志願して好結果を出した。

 来日10年目にして初めてパ・リーグで戦う。23日のオリックスとのオープン戦は若手主体のメンバーで臨んだ中、「パ・リーグの投手の特徴を知りたい」と出場を直訴し、打線に名を連ねた。意欲的な姿勢が目立つ主砲が快音を響かせ、工藤監督は「打撃の状態も良かったので、いつ(本塁打が)出てもおかしくないと思っていた。彼自身もホッとしただろう」と頬を緩めた。

 グラシアルとデスパイネのキューバコンビが東京五輪出場を懸けた米大陸予選に出場するため、3月20日の開幕戦は不在。4番筆頭候補のバレンティンは「どんどんいい状態に向かっている」と言った。パフォーマンスもアゲアゲだ。

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