早大・早川、オープン初戦で150キロ!主将の自覚「チームを勝たせる意識が強く」

[ 2020年2月27日 15:18 ]

アマチュア野球オープン戦   早大3―4東京ガス ( 2020年2月27日    早大G )

東京ガスとのオープン戦で前主将の加藤(右)から激励される早川
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 新型コロナウイルスの影響で春季沖縄キャンプを中止した早大野球部が27日、同じく宮崎キャンプを中止した東京ガスと今季初のオープン戦を行った。

 今秋のドラフト上位候補で主将となった早川隆久投手は2番手として4回の1イニングに登板。打者3人、無安打1奪三振の内容。昨年まで神宮で対戦していたルーキー北本一樹内野手(明大)へのストレートが150キロ(東京ガスのスピードガン)をマーク。北本も「とにかく速かった。この時期にあんなボール投げられたら打てませんよ」と脱帽。寒風、気温も10度前後と条件の悪い中でも貫禄の投球だった。

 「沖縄の暖かい中での野球とは違いますからね。監督も試練と言ってましたけど、こういうイレギュラーなことを乗り越えていかないと成長はないと思います」その言葉はすっかり主将が板についたことを感じさせた。コロナウイルスでキャンプが中止にならなければ3月2日がオープン初戦だった。「どうしても初戦に投げたかったので急ごしらえ。体調はよくなかったけど、10番をつけてチームを勝たせるという意識がさらに強くなりました」と話した。フォークも習得中でじっくり仕上げていくという。

 東京ガスには昨年主将を務めた加藤雅樹外野手が入社、試合後は新旧10番が笑顔で挨拶を交わした。キャンプ中止のため事後処理、挨拶回りのため沖縄に行って不在だった小宮山悟監督を安心させる見事な投球だった。

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