侍Jメキシコ撃ち首位タイ!打順入れ替え大当たり 誠也6戦連続H&坂本覚醒3安打 今永も堂々毎回K

[ 2019年11月13日 22:08 ]

第2回WBSCプレミア12スーパーラウンド第3戦   日本3ー1メキシコ ( 2019年11月13日    東京D )

<プレミア12 日本・メキシコ>メキシコに勝利してハイタッチをかわす坂本勇ら侍ジャパン (撮影・白鳥 佳樹)
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 野球世界一を決める国際大会「プレミア12」に出場中の日本代表「侍ジャパン」は13日、スーパーラウンドの第3戦で唯一全勝中のメキシコと激突。負ければ自力での決勝進出がなくなる重要な一戦で、前日の米国戦から打順をガラリと変えると9安打と奮起し、3―1で勝利。通算3勝1敗とし、決勝進出へ大きく前進した。

 「4番・鈴木」以外の打順を入れ替えた“稲葉采配”が見事にはまった。初回1死走者なし、2番・坂本が相手のシフトを破る左前打で出塁。3番・浅村が三振に倒れるも坂本が盗塁に成功し、2死二塁のチャンスをつくった。この場面で迎えた4番・鈴木が、メジャー通算40勝を誇るメキシコ先発左腕の2球目を捉え中前へ。坂本をホームへ還し、貴重な先制点を奪った。

 なおも2死一塁、5番・外崎が右前打でつなぐと、6番・近藤が中前適時打。右打者を5人並べたオーダーが見事にはまり2点目をもぎとった。

 前日3三振に倒れた坂本は2番で覚醒。2回1死一、二塁では左前適時打を放ち日本の3点目を呼び込み、今大会初打点を記録。6回にも安打を放ち3安打と本来の姿を取り戻した。また不動の4番・鈴木は今大会全6試合で安打を放ち、11打点目と侍打線をけん引した。

 投げては先発の今永が毎回となる8三振を奪う6回1失点の快投でメキシコ打線を封じた。国際大会5戦16イニングを無失点に抑えている今永は、3回までパーフェクト投球を披露。3-0の4回に前日も本塁打を放っているメキシコ1番・ジョーンズにソロ本塁打を被弾し国際大会の無失点記録は19イニングでストップしたが、後続を抑え最少失点で乗り切った。今永は6回もマウンドへ上がり、9番から始まる相手打線を3者連続三振に仕留めた。

 2番手・甲斐野から、山本、山崎が無失点リレー。侍自慢の中継ぎ陣で序盤のリードを守り抜いた。

 侍ジャパンは14日、15日は試合がなく、16日に同ラウンド最終戦として韓国と対戦する。

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