アストロズが組織的なサイン盗み? 大リーグが調査を開始

[ 2019年11月13日 11:56 ]

GM会議でサイン盗みの疑惑について語るアストロズのルーノウGM(AP)
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 大リーグ機構は12日、スポーツ専門サイト「アスレチック」による報道を受けて、アストロズの組織的なサイン盗みの実態調査に乗り出した。

 同サイトは2017年にアストロズに在籍したマイク・ファイアーズ投手(34=現アスレチックス)と匿名の球団関係者3人の証言をもとに、アストロズが同年のホームゲームで、本拠地ミニッツメイド・パークのセンター後方にカメラを設置していたとする記事を掲載。相手チームの捕手のサインを映し出し、それをダグアウトとクラブハウスのモニターで確認したあと、チェンジアップ系のサインが出た場合にはダグアウトに置いてあったごみ箱を叩いて打者に知らせていたとしている。

 このサイン盗みはアストロズがワールドシリーズで優勝した2017年のポストシーズンでも行われ、シーズン終了後に機器類を処分。同年9月、ミニッツメイド・パークで2度登板した元ホワイトソックスのダニー・ファーカー投手(32)は「チェンジアップを投げるときにはいつもダグアウトから音が聴こえていた」と証言し、その対策としてより複雑なサインに切り替えていたと語っている。またレッドソックスのカーソン・スミス投手(30)も「アストロズのブルペン捕手が打者に教えていた。あまりにも露骨な方法だった」とサイン盗みが常態化していたと証言。2017年のワールドシリーズでアストロズに3勝4敗で敗れたドジャースのアンドリュー・フリードマン球団社長は「彼らがサインを盗んでいるという噂はあったが、当時はその方法を特定できなかった」と話している。

 大リーグでは2019年度からカメラやモニターなどを設置しないように全球団に通達。「サイン盗み対策」を厳格化していたが、2017年にアストロズが行っていたことが明らかになったことで、さらなる対策が求められそうだ。

 AP通信によれば、アストロズのジェフ・ルーノウGM(52)は「重く受け止めている。ルール違反ならば大変なこと。内容を精査して調査の進展を見守りたい」とコメント。なおアストロズでは、今プレーオフでの女性記者への不適切な発言でブランドン・トーブマン元GM補佐(34)が解雇されるなど不祥事が続いている。

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