西武ドラ1・宮川、緊張の入団交渉で合意 背番「15」が有力

[ 2019年11月13日 05:30 ]

寺社巡りが趣味の宮川は、観音堂の前でポーズを決める
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 ♪なんでだろう~、マウンドでは大丈夫なのに、人前で話すと緊張するのはなんでだろう――。西武からドラフト1位指名を受けた東芝・宮川哲投手(24)が都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高、年俸1600万円で合意した。「野球をやっているときは緊張しないけれど、人前で話すのは緊張します」。ただ、野球となれば別だ。「開幕1軍でいけるように頑張ります。大事な場面で任せられて、抑えられる投手になりたい」と頼もしい。

 球界の「テツandトモ」を夢見る。「テツ」は宮川、「トモ」は同学年の森友哉だ。2人は中学生だった生駒ボーイズ(奈良)時代に、森が所属する堺ビッグボーイズ(大阪)と対戦。当時内野手の宮川は投手・森から二塁打を放った。

 あれから10年。来季はバッテリーとして再会する。本家は03年に「なんでだろう~」で新語・流行語大賞を獲得。ギターに合わせた軽快な踊りと歌で大ブレークし、今も老若男女から人気を誇る。宮川はテンポのいい投球で、息の長い投手を目指す。「(森は)プロでは大先輩。盗めるところは盗んで僕のものにしていきたい」と正捕手から配球やプロの心構えを学んでいく。

 最速154キロ右腕。背番号は「15」が候補に挙がる。渡辺久信GMは「ローテーションの一角として投げてもらいたい」と2年連続防御率リーグ最下位の投手陣再建も期待する。将来的には、2年連続で森が受賞しているスポニチ制定「最優秀バッテリー賞」にも意欲。「結果がついてくればそういうのももらえる」。なんでだろう――。いつの間にか緊張は消えていた。 (岡村 幸治)

 ◆宮川 哲(みやがわ・てつ)1995年(平7)10月10日生まれ、奈良県出身の24歳。生駒南第二小時代に「生駒クラブライオンズ」で軟式野球を始め、生駒南中では硬式の「生駒ボーイズ」で全国制覇。東海大山形から上武大に進み、4年時には2季連続で最多勝を獲得。東芝では1年目から主戦として活躍。19年の都市対抗で4強入りに貢献した。1メートル77、83キロ。右投げ右打ち。

 ◆テツandトモ 赤いジャージーを着て踊るテツ(中本哲也)と、青いジャージーを着てギターを弾くトモ(石澤智幸)のお笑いコンビ。奇妙な動きが特徴的な踊りとともに、♪なんでだろう~と連呼しながら日常の何げない疑問を歌にする。02年にM―1グランプリ決勝に進出し、03年には新語・流行語大賞を受賞。現在も地方営業など、年間200本以上のステージをこなす。

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