島田商 田中 コンポジットバットに手応え「打撃力向上にもつながる 静岡県高校野球Sリーグ17日開幕

[ 2019年11月13日 05:00 ]

コンポジットのバットでもしっかり芯で捉え、チームを初優勝へと導く田中
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 甲子園で日本一を目指すチーム育成を目的とした第6回静岡県高校野球Sリーグが17日、強豪8校によって常葉大菊川野球場ほかで開幕する。最大の注目点は全国に先駆けてコンポジットバット(木製も可)を使用して戦うことだ。芯の打感と幅は木製バットと同様で、折れにくくて経済的。しかも、捉える感覚を養う意味でも効果は絶大だ。日頃の練習から使用して打ち込んできた島田商が、3番・田中逸暉中堅手(2年)を軸に初Vから来夏へとつなげる。

 芯で捉えた感触と乾いた打球音は木製と変わらず心地が良い。飛距離も金属に引けを取らない。大会の開催が「コンポジットおよび木製」に決定した10月中旬以降、島田商ナインは積極的に練習で使用。池田新之介監督(41)は「最初は怖々振っていたのが、今は強く振れている。芯で強く捉える感覚を身につけさせることが大事。技術向上のために取り組むんです」と結果を楽しみにする。

 今月4日、浜松開誠館との練習試合でコンポジット打線が10安打11得点と機能した。期待の3番・田中が右中間二塁打と左前打。県大会以降から1番を打つ太田拓夢捕手(1年)は、左翼へ特大のソロ弾を放った。田中は「金属と比べて打つことは難しい。でも、しっかり芯でミートしないとヒットが出ないことを考えれば、打撃力向上にもつながるし、良い感じです」と手応えを示せば、太田拓も「(本塁打の)感触はなかったというか、軽かったです。捉える力が必要になりますし、芯を食えば金属と変わりません」と使う意味に理解を示す。

 チームは昨夏が静岡大会準優勝、今夏が同4強。池田監督は「毎年Sリーグを機に成長して夏に成績が残っている」と重要な舞台と認識する。今秋は県1回戦で東海大会4強の加藤学園右腕・肥沼竣投手(2年)に3安打完封とひねられたが、4番・松浦快斗一塁手(1年)を含め大物感漂う打線だからこそ打ち勝って来季への弾みをもくろむ。

 今夏U―18W杯で日本代表が木製バットの対応に苦しんだ。大学や社会人、プロに行けばいずれも木だ。コンポジットは芯を外しても痛みはないため、フルスイングができる。池田監督は「だから意味があるんです」と強調。Sリーグから全国へ、成果を発信する。
   (小澤 秀人)

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