東大・浜田監督「何とか勝たせたかった」、小林大の熱投に涙 小さな左腕が2戦連続完投

[ 2019年10月27日 14:35 ]

東京六大学野球秋季リーグ第7週第2日 2回戦   東大4―6法大 ( 2019年10月27日    神宮 )

<東大・法大>力投する東大先発の小林大(撮影・島崎忠彦)
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 東大の小林大雅投手(4年=横浜翠嵐)が1回戦に続いて先発。打線が何とか小林大に1勝をと1回に先制。3回には4番青山海(4年=広島学院)が2点二塁打を放つなど序盤で3点をリード。小林大自身も4点目の適時打を放つなど7回まで1点をリードして終盤を迎えた。

 8回、ロッテドラフト5位、福田光輝(大阪桐蔭)に同点ソロを浴び9回に3長短打を浴びて力尽きた。

 2試合連続完投。交代させなかった浜田一志監督は「何とか小林に勝たせたかった。ノスタルジックじゃなく、今チームで一番いい投手だから。勝ち点を奪ったときより込み上げるものがあった」と話の途中で「待って」と手で報道陣の質問を遮り言葉を詰まらせた。

 「ぼくに1勝をというみんなの思いが伝わってきた。50試合以上投げてきて1勝もできなかったのは悔しいけど、後輩がつなげてくれたらと思う」1メートル67の小さな左腕。51試合、0勝29敗という数字は残る。しかし、六大学野球ファンの記憶には“小さな大投手”として刻まれた。

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