ロッテ・井口監督 美馬&福田のFA“W獲り”に名乗り 外野と投手陣強化へ「全力で行く」

[ 2019年10月27日 05:30 ]

楽天・美馬
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 ロッテ・井口資仁監督(44)は26日、国内FA権の行使を表明したソフトバンク・福田秀平外野手(30)獲得へ名乗りを上げた。楽天・美馬学投手(33)も宣言すれば手を挙げるために調査中。成功すれば球団初のダブルFA獲得となる。

 ZOZOマリンでの秋季練習後、指揮官は「全力で行きますよ。足もあるし、ここぞでの勝負強さも持っている。来てほしい」と福田にラブコール。昨季のFA戦線は丸の争奪戦に敗れたが、負けっ放しでは終われない。

 今季日本人外野手は来年度35歳になる荻野、清田、33歳になる角中が主力。昨秋ドラフト1位・藤原の育成は不可欠だが、即戦力外野手の補強も急務。今季80試合で打率・259、9本塁打、26打点をマークした福田は先発だけでなく、代打打率・375、一、二塁も守るユーティリティーさ、15年に32回連続盗塁成功した代走など多彩な魅力を秘めている。

 球団は今季8勝5敗、防御率4・01の楽天・美馬も徹底調査を続けている。チームは8勝の種市ら若手は伸びてきたが、3年連続で2桁勝利した日本人投手はゼロ。17年に11勝し、通算51勝の右腕が加われば、3年連続日本人投手の2桁勝利から遠ざかる先発陣に厚みができる。

 「去年も交渉には立ち会いましたし、そういう場には出ていくことになると思う。パ・リーグでトップになるためにやっていかなくちゃいけない」。井口監督は直接出馬も辞さない構えだ。就任3年目の頂点へ向け、このオフも精力的に動く。

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