関大、近大V決定阻止!8回一挙9得点で逆転勝ち 不振の坂之下が殊勲打

[ 2019年10月14日 15:17 ]

関西学生野球秋季リーグ戦 第7節2回戦   関大9―3近大 ( 2019年10月14日    ほっと神戸 )

<関西学生野球 関大・近大>8回1死満塁、関大・坂之下は右翼線に逆転の適時二塁打を放つ (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 関大が終盤の集中打で近大に逆転勝ちし、対戦成績を1勝1敗に戻した。関大が次節の関学大戦で勝ち点を収めれば、優勝の行方は今月22日の3回戦に持ち込まれる。

 一気の猛攻だった。0―2の8回1死満塁から押し出し四球で1点を返すと、8番・坂之下晴人内野手(2年=大阪桐蔭)が右翼線に逆転の2点二塁打。坂之下からの6連打で9点を奪い、勝負を決めた。坂之下は大阪桐蔭の17年選抜大会優勝メンバーで、春夏連覇を果たした根尾(中日)、藤原(ロッテ)らの1学年先輩。「初球から攻めて行く気持ちで狙っていった」と殊勲打を振り返る。「今日負けたら、優勝がなくなって、4回生は終わってしまう。次の関学大戦、近大戦の3回戦につなげられて良かった」。試合前まで、打率は規定打席到達選手の中で下から2番目の・136。不振に苦しんだ男がバットを短く持って、必死に食らいついた。

 早瀬万豊監督は「連戦で厳しいところはあるが、今日みたいなゲームができれば。関学戦で流れを作りたい」と最終決戦での4季ぶり優勝に向け、意欲を示した。

続きを表示

2019年10月14日のニュース