広島・佐々岡新監督 “休日返上”で中崎&一岡視察「2人に復活してほしい」

[ 2019年10月14日 05:30 ]

ブルペン投球を終えた中崎(右)と話し合う佐々岡監督
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 広島・佐々岡真司新監督(52)は13日、今季2軍調整が続いた中崎翔太投手(27)と一岡竜司投手(28)に、「勝利の方程式」の再奪取を指令した。“休日返上”で、廿日市市内の大野練習場で行われている2軍練習を就任後初視察。2投手のブルペン投球を見守り、復活に期待した。

 お目当ては明らかだった。秋季練習の全休日。佐々岡新監督は休日を返上して、2軍練習が行われている大野練習場に足を運んだ。「自分の考えを伝える」と、ナインへの挨拶が一つ目の目的。もう一つの狙いは、ほとんどの時間を過ごしたブルペンにあった。

 中崎、一岡ら実績のある投手が、オフとは思えない本格的な投球練習を行った。選手とは談笑程度に済ませても、新指揮官が記者に明かしたのは偽らざる本音だった。

 「今季は、中崎と一岡がいなくて、苦しかった部分があった。2人に復活してほしい。(中崎は)3連覇したときの胴上げ投手。7から9回というところになってくれれば一番」

 勝ちパターンの継投の不安定さが、Bクラス転落の要因にもなった。守護神の中崎は、開幕から状態が上向かず、6月中旬から2軍調整。2度の降格を経験して3勝3敗、防御率は4・08にまで悪化した。勤続疲労は明らかでも、オフをリフレッシュ期間とせず、連日のブルペン入りを自らに課している。

 「下手なのでしっかり練習する。休んでいる暇はない。最近やっと良くなってきた。しっかりした球を投げられるようにしておかないと、春の入り方も変わってくる」

 一岡の降格の原因は、コンディション不良。17年から2年連続で59試合に登板したフル回転から一転、今季は33試合にとどまった。「パフォーマンスが悪くてダメだったのではない。コンディションの部分。いまの状態はいい。故障しないようにスタイルを変えるのではなくて、もう1回鍛え直したい」。状態は万全に近づいたいま、直球勝負を貫く準備を整えている。

 ただし、指揮官に実績組を優遇するつもりは毛頭ない。「まずは競争だし、(勝ちパターンは)白紙。みんなで競争をしてもらってチャンスを与えながら、しっかり見極めたい」。王者奪還のカギは、3連覇を導いた悩める救援陣にある。(河合 洋介)

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