術後1カ月 エ軍トレーナー、チームメートが語る大谷のメジャー2年目舞台裏

[ 2019年10月14日 09:00 ]

エンゼルスの大谷翔平(AP)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(25)が9月13日(日本時間14日)に左膝膝蓋骨(しつがいこつ)の手術を受け、ちょうど1カ月が経過した。痛みを言い訳にせず、戦い抜いたメジャー2年目。担当トレーナー、そしてチームメートに大谷の今季を振り返ってもらった。

 寺田庸一トレーナー兼マッサージセラピストは13年から現職に就き、プホルス、トラウト、大谷ら主力選手のケアを担当している。大谷が2月から訴えていた左膝痛について「どうやったら痛みが出ないのか、どうやったら可動域が広がるのか、トレーナーや医療スタッフでミーティングをして試行錯誤していた」と振り返る。

 他の選手とケアや治療法が異なるのも、二刀流ならではだった。「ブルペンで強度を上げて投げた時は普段、DHだけで出ている時と体の疲れが違う。体の使い方が違うので」。試合後はアイシングはもちろん、治療を入念に行った日々を「試行錯誤」と繰り返した。

 「左膝の症状がいつ出るか、いずれ痛みが出るんだろうな、と前から話していた」。今回の左膝手術は球団としては想定内。来季の二刀流復活へ向け、左膝、右肘の不安を克服する道のりを、大谷とともに歩む。

 大谷と仲の良いフレッチャーとシモンズの内野手コンビも完全復活を待ち望んでいる。試合前に大谷と頬を叩き合う姿が日本でも話題になった三塁手フレッチャーは、同じ94年生まれの25歳。「僕は以前から彼の膝に問題があることを知っていたよ」と告白し「シーズン中の手術の判断は少し驚いたけど、来季のために彼は決断した。来季もチームの勝利のために一緒にプレーしたい」と語った。

 大谷とはゲームや食事を通じ、プライベートでも交流がある遊撃手シモンズも「彼は今季よくやった。プレーオフ進出の可能性が消えたので、シーズン中に手術したことは理解できる。早く回復して戻ってきてほしい」とエールを送っていた。
 現在、大谷のリハビリは非公開で行われており、その進ちょくをうかがい知ることはできない。ビリー・エプラーGMによると、順調であれば術後10週目(11月下旬)を目処にマウンドからの投球練習を行い、打者としては12月にスイングを開始する予定。来年2月のキャンプには間に合う見込みだ。一担当記者としても大谷が元気な姿で再びグラウンドに戻ってくることを願っている。(記者コラム・柳原 直之)

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