西武 秋山 メジャー移籍目指す 海外FA権行使へ

[ 2019年10月14日 05:45 ]

西武・秋山
Photo By スポニチ

 西武・秋山翔吾外野手(31)が海外フリーエージェント(FA)権を行使し、メジャー移籍を目指すことが13日、分かった。今季、3年連続最多安打をマークしたヒットマンが新たな舞台を目指す。

 3年契約の最終年だった今年8月に海外FA権を取得。昨オフに「年齢的にも最後のチャンス」と口にしていたメジャー移籍に向けて動き出す。CS敗退したこの日は「自分の中ではいろいろ考えるところはありますけど、今すぐ言葉にしてというところではない」と話すにとどめたが、権利行使の決意は固い。

 15年にシーズン216安打のプロ野球新記録を樹立。さらに常連となった侍ジャパンでの国際舞台での経験が、世界レベルでの戦いへの気持ちを高めた。同じ88年生まれのヤンキース・田中、ドジャース・前田らの存在も刺激になった。

 プロ通算打率・301のコンタクト力に加えて、広い守備範囲とプロ通算112盗塁の足もアピールポイントだ。今季は本拠地のネット裏でメジャーのスカウト陣が頻繁に視察。複数球団が興味を示している。西武も最大5年25億円の超大型契約も視野に全力で残留交渉を行う予定だ。

 今後は侍ジャパンの宮崎合宿に参加し、11月のプレミア12にも出場する。秋山は「期間中にそのとき、そのときに決意が出れば話したい」と話した。

 ≪宣言残留可能性 渡辺GM「ある」≫渡辺久信GMは今オフの補強策などについて「まだ終わったばかり。ドラフトも控えている。FAも含めて全てこれから」と話した。FA組に関しては資格を取得している秋山、十亀、内海の名前を挙げ「シーズンが終わったので会って、これから順次(FA交渉を)やっていく」。また、秋山がFA宣言した場合の「宣言残留」の可能性についても「あると思う」と話した。

続きを表示

2019年10月14日のニュース