巨人・岡本同点弾!CS3発で野手最年少MVP 喜ぶ原監督に「前半戦打てなかったの忘れてるんじゃ…」

[ 2019年10月14日 05:30 ]

セ・CSファイナルS第4戦   巨人4-1阪神 ( 2019年10月13日    東京D )

MVPを受賞した岡本(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人・岡本は賞金100万円のボードを誇らしげに両手で掲げた。計4試合で打率・533、3本塁打、7打点。両リーグ通じて野手最年少でMVPを獲得し「チームを第一にと思っていた。まさか(MVPを)獲れるとは。勝ったことが凄くうれしい」と喜んだ。

 この日は流れを変える一発だった。5回無死で1点ビハインドの展開も「思っているほど焦りもなかった」と、バックスクリーンへ同点の3号ソロを叩き込んだ。昨年は18打数1安打に沈んだCS。「積極的に行く」との言葉通り、初球を叩いたアーチだった。

 1年目の15年オフにNPB選抜として台湾のウインターリーグに参加し、阪神・浜中打撃コーチから軸足の使い方を指導された。奈良県出身で幼少期は阪神ファン。「テンション上がりましたね」と回想する。憧れの人の前で成長した姿を見せられた。

 発表前から「間違いなくMVP」とお立ち台で太鼓判を押した原監督は、シーズン中から「ビッグベイビー」と呼んでいたが「乳歯が抜けたんじゃない?一つ大きくなってくれた」と目を細めた。岡本も「僕が前半戦打てなかったの忘れているんじゃないですか」と大観衆の笑いを誘った。日本一へ、若き4番が引っ張る。(岡村 幸治)

 ○…CSファイナルSで通算3本塁打の岡本(巨)がMVPを受賞。CSファイナルSで通算3本塁打は巨人では14年亀井まで5人いた2本を抜く最多になった。岡本は今季23歳。受賞年齢としては、13年菅野(巨)の24歳を下回る最年少だ。パでも岡本よりも年少は07年ダルビッシュ(日=21歳)、08年涌井(西=22歳)と2人の投手だけ。野手では16年中田(日)の27歳が最年少。岡本は両リーグを通じ野手最年少受賞にもなった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月14日のニュース