“V請負人”さすが!巨人・丸がセーフティーVバント 6年ぶり日本S 原監督も驚きノーサイン

[ 2019年10月14日 05:30 ]

セ・CSファイナルS第4戦   巨人4-1阪神 ( 2019年10月13日    東京D )

6回2死三塁、セーフティーバントを試みる丸(撮影・木村 揚輔)
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 巨人は13日、阪神を4―1で下してリーグ優勝による1勝のアドバンテージを加えて4勝1敗とし、6年ぶり35度目の日本シリーズ進出を決めた。丸佳浩外野手(30)が同点の6回2死三塁から三塁前へセーフティーバント(記録は内野安打)を決め、決勝点を奪った。西武を下したソフトバンクとの日本シリーズは19日にヤフオクドームで開幕。両軍の対決はONシリーズと言われた00年以来で、巨人は7年ぶりの日本一を目指す。

 1―1の6回2死三塁。勝ち越し機に盛り上がる東京ドームの中で丸は相手の動きを観察していた。「打席に入って三塁手の大山が少し下がっているのが見えた。大山に捕らせるバントができれば安打になる」。顔色一つ変えず、右足を高く上げて打つそぶりを見せた後、西の初球、外角シュートをバントで三塁線に転がした。

 5日のCSファーストS第1戦で左足親指に打球を受けた西がマウンドから駆け下りて一塁送球も間に合わない。三塁走者・山本が決勝のホームを踏んだ。「常に一番確率が高いものが何かを心がけている」と平然と話したセーフティーバントでの決勝点に、百戦錬磨の原監督も「サインではない。ベンチもびっくりした」と感嘆の声を上げた。

 2年連続リーグMVP男がここぞの場面で、セーフティーバントを決めた。この日は4回1死一塁で二ゴロ併殺打に倒れるなど、西に苦戦。「なかなか点が取れる投手じゃない。あまり固定概念にとらわれず、広い視野を持とうと」と言った。

 引き出しの多さが究極の選択を生む。柔軟な発想力は広島時代に当時の石井琢朗打撃コーチから学んだ。「“成功の3割ではなく、失敗の7割を生かし、どう点を取るか”。心に余裕を持って、打席に入れるようになった」と言う。試合前の円陣で炭谷が話した「WIN(勝利)は何の略か知ってますか? What’s Important Now。今、何ができるか」との言葉を体現した。

 試合後に遠慮する原監督を10度胴上げ。リーグ優勝は横浜スタジアムだっただけに、本拠地での胴上げに指揮官は「目標はあとひと山。その目標に向かって全力で戦いたい」と言った。6年ぶりの日本シリーズの相手は「ONシリーズ」として注目を集めた00年以来の激突となるソフトバンクだ。広島時代にリーグ3連覇も、あと一歩で頂点を逃してきた丸は「日本一になるチャンスが3回あってできていない。あと4つ勝てるように頑張りたい」と言った。(青森 正宣)

 ▼巨人山口寿一オーナー ホームでの優勝は格別なもの。勝てて日本一を獲れるようになりたいですね。王さんのソフトバンクと戦うのは楽しみでもあります。

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