阿部とバッテリー 巨人・沢村“頭ポン”再現に「叩かれると思ったら…泣きそうになりました」

[ 2019年9月27日 19:44 ]

セ・リーグ   巨人ーDeNA ( 2019年9月27日    東京D )

2回無死ロペスの時に、サインに首を振った沢村(左)の頭を叩こうとするも笑顔の阿部(撮影・西川祐介)
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 今季限りでの現役引退を表明した巨人・阿部が、本拠地最終戦となるDeNA戦に「4番・捕手」で先発出場。15年5月31日の楽天戦以来、1580日ぶりのスタメンマスクを被った。4回には通算406号となる同点ソロを放ち、自らのメモリアルゲームに花を添えた。プロ19年間の現役生活を終える4番での立ち姿、戦う姿勢に後輩たちが感銘を受けた。

 「ありがとう慎之助」と銘打たれた試合で先発マウンドに上がったのはマシソン。阿部が引退会見で「もう一度投球を受けたい投手」として名前を挙げており、この日来日初の先発マウンドに上がり1回1安打2奪三振に仕留めた。

 「この試合に投げられて素直に嬉しい。今一番捕りたい投手に指名してもらい感動した。初めて投げたときのようなドキドキした感覚です。阿部さんには感謝しているし、8年間チームメイトとして一緒にプレーできて光栄でした。絶対に日本一になりましょう」と頂点を誓った。

 2回には2番手に登板した中大の10学年後輩・沢村とのコンビ。沢村が初球のサインに首を振ると、阿部がマウンドに駆け寄り頭を叩く“フリ”。沢村は12年10月28日の日本ハムとの日本シリーズでサインミスしマウンドで頭をはたかれた経験があり、阿部は引退会見で「また頭をひっぱたいてやりたい」と話していたが、この日は笑顔で固く握手した。

 沢村は「今でも辞められることが信じられません。大学からお世話になった先輩だし、プロに入ってからも憧れの存在でした。(あのシーンについて)甲子園でキャッチボールをしたときに、『もう一度再現したいね』と打ち合わせをしていました。叩かれると思ったら、握手され“ありがとう”と言われ泣きそうになりました。必ず日本一になり恩返ししたい 」とコメント。

 3番手で登場し、DeNAソトに一発を浴び2失点した鍬原は「こういう試合で投げることは嬉しかった。ただ、そこで抑えられなかったことは実力不足です。(阿部さんとの思い出は)入団時の、新聞の対談企画で阿部さんが色紙に“一緒にお立ち台!”という目標を書いてくれたんですがその目標はまだ達成できていない。それが心残りですね」。4番手・鍵谷は「阿部さんと一緒にプレー出来たこと、また今日のような特別な試合に登板出来たことは、僕の人生の宝物です。1日でも、1試合でも多く阿部さんとプレーできるよう明日からまた頑張ります」と思い出を振り返った。

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