始まったオリ西村新監督の“改革” ファン・ファーストにユーティリティー化構想

[ 2018年11月7日 09:00 ]

秋季キャンプでファンと握手する西村監督
Photo By 共同

 新体制は“ファン・ファースト”だ。今月2日から高知・秋季キャンプで本格的に指揮を執るオリックス・西村新監督がキャンプ地で積極的にファンサービスを展開。指揮官の発案で自ら連日サイン会を実施するなどファン拡大に努めている。

 「お客さんが少ないより、見てくれるファンの方が多い方が、選手にとって良いことだからね。選手も頑張ろうという気持ちになるし、当然ハッスルする。励みになるから」

 キャンプ初日の2日のランチタイムで即席サイン会を実施すると、約100人に次々とペンを走らせた。「今年はランチタイムの時間を長く取っているからね。せっかく観に来てもらったファンの人にファンサービスをしないといけないと思った。基本的に毎日やる。明日(3日)は正尚にやってもらうかな」。翌2日目には、監督は吉田正と並んでのサイン会は400人以上の大行列となるなど集客アップに貢献。T―岡田、安達の生え抜きコンビがサイン会に参加した同3日目は観衆は2080人となり、高知市東部野球場での球団の秋季キャンプで過去最多を更新した。

 グラウンド内でも、独自路線を打ち出している。複数野手のユーティリティー化構想を明かし、「何人か内外野をやらせる。今年はベンチ入り25選手のうち、少ない時で野手14人という時もあったから。内外野を守れる選手が多い方が動かしやすくなる」。チームは今季、リーグ屈指の救援陣を形成した一方で、投手に戦力を割くケースが増えた。そこで複数ポジションをこなす野手を育成し最少人員で対応する構え。大阪桐蔭や立命大時代に外野手経験がある山足が筆頭候補。今季は主に二塁を守り25試合に出場した山足に外野での守備練習をさせており、今月11日の韓国LGとの練習試合で“外野デビュー”させる見込み。現有戦力の可能性を探っている。

 「とにかく秋季練習、秋季キャンプと、この時期にしかできないことをする。しっかり鍛えてもらって、選手一人一人が、全ての面でレベルアップしてもらいたい」と西村監督。4年連続Bクラスからの逆襲へ新指揮官が土台作りに励む。(記者コラム・湯澤 涼)

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