阪神・矢野監督 上等や!開幕いきなりVS大の苦手3強

[ 2018年11月7日 05:30 ]

ブルペンで投手陣の練習を見つめる矢野監督(撮影・椎名 航)
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 セ・リーグは6日に19年シーズンの公式戦日程を発表し、阪神は3月29日の開幕戦(京セラドーム)でヤクルトとの激突が決まった。2カード目以降は巨人、広島戦が続き、今季大きく負け越した上位3球団といきなり対戦。試練とも言える日程に矢野燿大新監督(49)は「前向きしかない」と闘志満々だった。最下位からの逆襲へ、強敵との開幕9番勝負はむしろ望むところだ。

 避けては通れない強敵なら、むしろ始めからぶつかればいい。セ・リーグから発表された来季の公式戦日程を矢野監督は極めて前向きに受け止めた。

 「前向きしかないよ。だって(日程は)変えられないもん。(嫌だと思っても)絶対(試合を)やるんやから。思い切ってやっていける相手」

 3月29日からの開幕カードでは今季2位のヤクルトを京セラドームで迎え撃ち、2カード目からは3位の巨人、そして、リーグ3連覇の広島との敵地戦。つまり前年の上位3球団といきなり相まみえる。新監督としては試練の日程と言っていい。まだ約3カ月半も先の話題。「そこまでちょっと、まだ分からんけど…。まあ、簡単に勝たせてくれる相手じゃないワケやから」。思わず漏れた弱気な?言葉は即座に一変させた闘志満々の表情で包み込んだ。

 17年ぶり最下位に沈んだ今季、セ・リーグ5球団で勝ち越せたのはDeNAだけだ。広島、ヤクルトにはいずれも10勝15敗、巨人には8勝16敗1分け。3球団に対して抱えた借金18はシーズン全体の借金17とほぼ同じで、まざまざと力の差を見せつけられた。

 当然ながら彼我とも来季戦力を整備中で、打倒へ向けた戦略・戦術を練るのはこれからだ。ただ、最下位からの再出発という難しい船出に厳しい条件が重なったのは確か。スタートダッシュへの不安材料がないといえばウソになる。そんな状況もプラスに考えた。

 「しっかりとしたうちの野球ができるかどうか…というのをね。こういう野球をやる…という部分を(相手に)植えつけられるところかもしれへんし」

 たとえば今季3戦3勝を献上した広島・大瀬良をいきなり攻略できたとしたら。打率4割&8本塁打を許した巨人・岡本を最初に抑え込んだとしたら。開幕早々から苦手意識をぬぐい去り、新生猛虎を印象づける絶好の機会とも言える。チャンスを生かすも殺すも猛虎次第だ。今はまだ開幕を見据える時期ではなく、チーム力の底上げへ選手を鍛えている段階。開幕ダッシュを目指した長い“助走”に大きな刺激をもらった。(山本 浩之)

 《阪神の近年新監督の開幕》

 <04年4月2日・神○8―3●巨>阪神は1点を追う8回、ルーキー鳥谷のプロ初安打となる左前打で好機を広げ、矢野、今岡、関本の適時打などで一挙6点を奪い逆転に成功。岡田新監督に白星をプレゼントした。

 <09年4月3日・神○5―2●ヤ>阪神は金本が初回に先制の適時二塁打。続く3回の第2打席で、41歳の誕生日を自ら祝う1号バースデー弾。セ・リーグ最年長開幕戦本塁打で、真弓監督の初陣に花を添えた。

 <12年3月30日・神△5―5△D>阪神・和田、DeNA・中畑の新人監督対決。阪神は9回、藤川がラミレスに同点打を浴び延長戦へ。延長10回にも1点ずつを取り合い、セで9度目となる開幕戦ドロー決着となった。

 <16年3月25日・神●2―5○中>初回無死一塁から横田は強攻。その後も盗塁やヒットエンドランなど積極的な攻撃で新生阪神をアピール。敗れたが、金本監督は「これを1年間、続けてほしい」と手応えを示した。

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