侍J、9回反撃及ばず台湾に惜敗 3番手・岩貞1回5失点 “甲斐キャノン”炸裂も

[ 2018年11月7日 21:22 ]

侍ジャパン壮行試合   日本5―6台湾 ( 2018年11月7日    ヤフオクD )

<日本・台湾>9回2死満塁、外崎(手前)のに2点適時打で1点差に迫り、盛り上がる日本ベンチ(撮影・北條 貴史)
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 日米野球(9日開幕、東京ドームほか)に臨む侍ジャパンは7日、ヤフオクドームで台湾との壮行試合を行い、5―6で惜敗した。

 先発投手の左腕・笠原(中日)が2回1安打無失点、2番手の左腕・浜口(DeNA)が2回無安打無失点と好投。だが、0―0で迎えた5回、この回から3番手として登板した左腕・岩貞(阪神)が1回5安打5失点と炎上した。

 岩貞は先頭から安打、犠打、安打で1死一、三塁のピンチ。2死を取った後、9番・郭永維に中前適時打を許して先制されると、1番・陳傑憲にも適時打。さらに2番・藍寅倫には左越え3ランを被弾して一挙に5点を失った。

 打線も5回まで江辰晏、施子謙の前にノーヒット。台湾のマウンドが3番手・呉丞哲に代わった6回、1死から9番・田中和(楽天)が右中間へチーム初安打となる二塁打を放ったが、秋山、源田の西武コンビが凡打に倒れて得点はならなかった。

 8回には6番手の左腕・高梨(楽天)が3番・陳俊秀に右中間へソロ本塁打を浴びて6点差。侍ジャパン初選出の田中和が左翼の守備で3回に見せた好捕に続いて二塁打を放つなど気を吐き、広島との日本シリーズで6連続盗塁刺を見せて育成出身初のMVPに輝いた甲斐(ソフトバンク)が9回から捕手に入り、台湾の盗塁王・王威晨の二盗を刺す場面もあった。

 その裏の9回の攻撃では先頭の田中広(広島)が左越え二塁打で出塁すると、続く山田哲(ヤクルト)が中前適時打を放って反撃開始。柳田(ソフトバンク)の左前打と岡本(巨人)の四球で1死満塁とし、相手失策と押し出しでさらに2点を追加すると、外崎(西武)の中前適時打で1点差に迫ったが、最後は田中広が空振り三振に倒れた。

 稲葉篤紀監督(46)率いる侍ジャパンはMLB選抜と9日開幕の日米野球で6試合を戦う。

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