【侍Jへの刺客(2)】イェイツ マー君&野茂氏直伝スプリットで侍斬る

[ 2018年11月7日 10:30 ]

侍ジャパンへの刺客~パドレス、カービー・イェイツ投手(31)

遅咲きのブレークを果たした31歳のイェイツ
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 ハワイ州内の大学施設で行われたMLB選抜の練習で、地元ファンからひときわ大きな声援を受けていたのがイェイツ。オアフ島出身で、高校までハワイで過ごした。「最後にここでプレーしたのは高校時代。地元の子たちが自分の名前を叫んでくれるなんて夢のよう。メジャーのスター選手に交じってここにいる」と感慨深げに話した。

 メジャー4球団目となったパドレスで、31歳の今季ブレークを果たした遅咲きの右腕。終盤には抑えを任された。2年連続の60試合登板となる65試合に投げ5勝3敗12セーブ、防御率2・14。自己最高の成績を残した。最大の要因は、スプリットの習得だ。「スライダーが曲がらず打たれ続けて、新しい球種を覚える必要があった」。まず、16年に在籍したヤンキースで田中に握り方を学んだ。さらに、今春キャンプでは球団アドバイザーの野茂英雄氏に指導を仰ぎ「ストライクにする時とボールにする時の違いなどを教わり、より良くなった」という。

 昨季まで投球全体の11%だったスプリットは、今季36%まで増えた。平均94マイル(約151キロ)の直球とのコンビネーションで、12・86と高い三振奪取率を誇る。「太平洋のど真ん中に生まれ育っても、こうなれるんだって子供たちに言えるのがうれしい」。日本人2人から直伝された武器を手に、侍ジャパンの打線を封じ込める。 (奥田秀樹通信員)

 ◆カービー・イェイツ 1987年3月25日生まれ、米ハワイ州出身の31歳。カウアイ高から05年ドラフト26巡目でレッドソックスから指名されたが契約せず、09年にドラフト外でレイズ入り。14年にメジャーデビューし、インディアンス、ヤンキース、エンゼルスを経て昨季途中にパドレスへ移籍した。5年通算で225試合に登板し12勝11敗14セーブ、防御率4.02。1メートル78、95キロ。右投げ左打ち。

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